マンション購入者約2,400人に聞いた!マンションでの子育てメリットや、子どもの声・足音の解決方法

MAJOR'S Column

2018年3月27日

今回はマンション購入者約2,400人に聞いた「マンションでの子育てに関するアンケート」から、小学生以下の小さいお子さんを子育て中のパパ・ママ500人のリアルな声をご紹介します。子育てパパやママが気にしがちな「子どもの足音や声」についても具体的なアドバイスをいただきました!

みんながマンションを購入した理由は?


マンション・ラボ「マンションでの子育てに関するアンケート」
(2018年1月31日〜3月5日実施)

マンション購入のきっかけは、出産や結婚というライフスタイルの変化が大きいようです。また4位、5位の回答をみると、実際のマンションやモデルルームを見たことで購入が後押しされているのがわかります。
以前の記事で、子育てママに購入の決め手を伺いましたが、やはり同じ理由でした。

さらに分譲マンションを選んだ理由は、「1位:立地や利便性が良い」が圧倒的に多く73.6%! 
次に「2位:セキュリティがしっかりしているから」「3位:資産価値が高いと思ったから」という理由でした。1位は、子育てファミリーだけでなくマンション購入者全般に共通している理由でした。

集団登校や同じ親の見守りの目、集住のメリットが人的セキュリティにつながる


マンション・ラボ「マンションでの子育てに関するアンケート」
(2018年1月31日〜3月5日実施)

マンションで子育てをするメリットは、やはりセキュリティがしっかりしているという安心感が1位。オートロックや公開空地の安全性だけでなく、同じ年代のお子さん同士で集団登校があることや、子どもを通じて親同士で知り合うチャンスが増えることなど、集住のメリットがセキュリティにつながっているのがわかります。

「小学校の集団登校班の集合場所がマンションのエントランス内なので、安全だなと思った」
「小学校の生徒の約半数が同じマンションに住んでいるので、子どもも親も仲良くなりやすかった」

マンション内のイベントがきっかけで、子育てファミリー同士が知り合いになることを理由に挙げる方もいらっしゃいました。
「マンション内のイベントで学ぶ機会が増えた。ほとんどの方に顔を覚えてもらっているので、子どもがロビーでうろちょろしていると連絡が入ったり、お互いに助け合える点で非常に助かっている」

イベントがマンション内交流のきっかけとなり、住民同士が知り合うことで、マンション内の見守りの目が増えるという安心感につながっているのがわかります。子育て世帯の多い大規模マンションでは温かみのある交流が育まれているのですね。

約60%のパパやママが「マンションで子育てしてて良かった!」と思っている


マンション・ラボ「マンションでの子育てに関するアンケート」
(2018年1月31日〜3月5日実施)

子育て中のパパやママが「マンションで子育てをしていて良かった!」と思う理由には以下のような声がありました。

「子どもを通してマンション内にママ友ができた」
「キッズルームがあることや、同じ年齢の子どもを持つ親が多い」
「子どもの友達がマンション内の子ばかりで、学校から帰った後や休日もマンションの敷地内で遊んでいるので安心できる」
「マンションという空間の中に沢山のファミリー世帯がいるので、情報の交換がしやすい。小学校の登校班でも人数が多いため、当番などを分担してやりやすい」

また、マンション内で同じ子育てファミリーと知り合うことで、子育ての情報共有や、親同士で悩みを共有できたという声も!

「夫婦ともに出身地から離れた土地での子育てが始まり、何もわからず、知り合いもいなくて、同じマンションで同じ保育園に通う家庭があって心強かった」
「同じ環境の友達が増え、悩みごとの相談もできるようになった」
「いろいろな子育て情報がもらえる。幼稚園選び、習い事、小学校情報、イベントごとなど、さまざまなことを聞ける人がたくさんいる環境は助かる。子どもも顔を知った人が多くて安心している」

最近「孤育て(孤独な育児)」や「ワンオペ育児」が問題となっていますが、子育て中の親同士で気軽に悩みを共有し手助けしあえることが、実は子育てママにとっていちばん心強いことなのではないでしょうか? 「ロビーやエレベーターで気軽に話せる」という声があるように、ふだんからマンション内で顔を合わせる機会が多いことも、マンションならではの子育てメリットといえます。

マンションで子育てしていると気になる点とその解決方法は?


子どもが楽しく遊ぶ姿はかわいいけれど、
親としては迷惑をかけていないかどうかが気になります。

逆に、マンションで子育てをしていて気になること・むずかしいと感じることを聞いてみると、約36%の方が「子どもの声や足音で近隣に迷惑をかけてしまう」ことを気にしていらっしゃいました。音を気にしている方は、以下のように具体的な解決方法を行っていらっしゃいます。

解決法その1:部屋に防音効果を高めるマットを敷く

「子どもが遊ぶ部屋には、クッション性の防音マットを敷き詰めた」
「廊下とリビングにコルクのフロアマットを敷き詰めた」
「部屋に厚いカーペットを敷いた」
「バタバタ走らないようにスリッパを履かせる」

解決法その2:子どもへの言い聞かせとルールづくり

「子どもに、物を落とさない・走らない・ジャンプしないなどのルールを守るように言い聞かせている」
「フローリングの部屋では騒がない決まりにした」
「夜8時以降は静かにするように言い聞かせている」

解決法その3:住民への挨拶とコミュニケーション

「エレベーターで一緒になった隣の人に『いつも子どもがうるさくてすみません』と挨拶をし、子供にもしっかり挨拶をするように言っている」
「音が聞こえてしまいそうな、直下の階の住民の方とコミュニケーションをとることと、子どもの顔を見せることでわかっていただく努力をする」
「共用廊下などでは静かにする。誰かに出会ったら挨拶をする」

実はパパやママが気にしすぎ?


マンション・ラボ「マンションでの子育てに関するアンケート」
(2018年1月31日〜3月5日実施)

中学生以上のお子さんのいるご家庭・お子さんのいないご家庭の方1,919人にも「子どもの足音や声が気になるか?」と伺ったところ、最も多かった回答は「あまり気にならない」で34.3%。
「あまり気にならない」「まったく気にならない」を合わせると56.2%で、気にならない方が全体の約6割近くを占めています。
最近のマンションは遮音性の高い構造や床材を採用しており、生活音の軽減効果があるようで「二重天井、二重床、二重ガラス窓のせいか気にならない」「音が聞こえない」という回答が目立ちました。

また、気にならないと回答した方の中には、以下のような声が多くありました。
「我が家にも孫が来るのでお互い様ということもあるが、そんなに音がしないのが現状」
「多少のことはお互い様と思っている」
「お互い様なので、あまり構えず伸び伸びと子育てしてください」
「以前は気になったが、子どもが大人に成長して、静かになったから」

子育て中のパパやママのアンケート結果には
「子どもが生まれたときに、騒がしくなるので挨拶に行ったら、うちも子どもが三人いるので慣れているし大丈夫だと言ってくれた」という回答もありました。
顔を合わせて挨拶をすることは、マンションで生活する上で一番重要なマナーであり、実は子どもの声や足音問題の一番の解決法かもしれません。

これからマンション購入を検討中の方へのアドバイス

最後に、これからマンション購入を検討中の子育てファミリーへ、マンションを購入した先輩から愛のあるアドバイスをいただきました。

「子どものいる家庭が多い集合住宅なら、お互い様で済んでくれると思うので、子育て中はファミリー層の多い集合住宅を選びたいものです」

「いま少子化にもかかわらず、いや、むしろ少子化だからこそ、大人とはふるまい方が違う子どもの存在がかえって目だってしまうのかもしれませんが、小さなお子さんのいるお母さん方が肩身の狭い思いをされることも増えていて、子どものいない私も見ていてつらい気持ちになることが多いです。
親御さんたちも遠慮したり引け目を感じたりして縮こまってしまうことなく、挨拶なさってください。お子さんたちの声や足音などが他の人にとってうるさくないかなどを気にかけている方だということが他の住人に伝わるだけで、雰囲気が変わると思います」


アンケートから、同じ年代の多いマンションで子育てをするメリットや、「お互い様」の精神の大切さがよく見えてきました。
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マンション・ラボ アンケート概要
アンケート名「マンションでの子育てに関するアンケート」
実施期間2018年1月31日〜3月5日
調査方法インターネットリサーチ
回答数2,419人(内訳:小学生以下のお子さんを子育て中の回答者500人/それ以外の世帯の回答者1,919人)

記事監修:マンション・ラボ

取材内容は2018年3月27日現在のもので変更になる可能性があります

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