隔てる壁から、つながる壁へ。“脱LDK”発想の「Relation Wall」大京THE LIONS 2030 PROJECT

マンションさんぽ

2026年05月19日

昨年秋、デザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2025」で初披露された、株式会社大京(以下、「大京」)が建築家の永山祐子氏と共に開発した、可動式の壁「Relation Wall(リレーションウォール)」。住まいをより自由に使いこなす、まったく新しい“脱LDK”発想のシステムです。2030年の実装を目指してプロジェクトを推進中のご担当者からお話を伺いました。

●間取りを柔軟に変更できる「Relation Wall」


「DESIGNART TOKYO 2025」での「Relation Wall」展示の様子。

今回大京が建築家の永山祐子氏と共に開発した可動式の壁「Relation Wall」は、天井に設置された円形レールのモジュールに沿って、部屋の中で壁をスムーズに自由に移動できます。
空間を仕切ったり、広い一つの空間に広げたり、その人の暮らしに合わせて自由に間取りを変化できる柔軟さを備えています。


間取りを自由に変更できる「Relation Wall」は、フレキシブルな柔らかい壁という印象。
まるでカーテンのように、空間を仕切ったり広げたりできます。

「Relation Wall」を広げて空間を仕切り、奥にパーソナルスペースを設けているシーン。
「Relation Wall」が光を通す素材なので、
向こうにいる存在を感じつつ、個の空間を確保できる点が、
従来の仕切り壁とは異なった魅力があります。

大京 特設サイト「Relation Wall」

●“脱LDK”発想で新しい住まいの選択肢


株式会社大京 事業管理部 事業企画室 ブランド推進課
係長 高橋愛莉さんに「Relation Wall」プロジェクトについてのお話を伺いました。

——「Relation Wall」開発のきっかけについて教えてください。

大京 高橋さん 2023年、大京は分譲マンションブランドを「THE LIONS」にリブランドし、ブランドステートメントとして「人生には価値がある」という言葉を掲げました。そして、人生の価値を高める2050年の住まいの構想として「THE LIONS JOURNEY 未知をゆくレジデンス」というビジョンを発表しました。「Relation Wall」は、このビジョンの具現化の一つです。
社内のワークショップで「2030年に求められる住まい」を検討した際に、多様な暮らし方の増加と家族の関係性づくりの重要性から、可変できる壁「Relation Wall」というコンセプトが生まれました。「Relation Wall」は、従来の固定的なLDKの間取りにとらわれず、住まいを自由に使いこなす、“脱LDK”という新しい選択肢を提案するものです。

大京「THE LIONS 2050 マンションの未来を思索する」


システム天井の円形グリッド(直径30cm)のレールに沿って、
自由に動く「Relation Wall」。
円形モジュールの丸みによるカーブが、空間全体に柔らかな雰囲気を醸し出しています。

大京 高橋さん 従来の住まいでは、天井にはほとんど機能が備わっていませんでした。「Relation Wall」は、天井にシステムを組み込むことによって、壁を自由に動かすことができます。たとえばワンルームマンションのような住まいに組み込むことも可能です。一つの空間を多機能にフレキシブルに活用できるという点で、画期的なコンセプトとなっています。
これまでにも大京は、オートロックや宅配ボックスなどの先進的な設備の採用で、業界を先導してきました。「Relation Wall」もまた、これからの住まいの考え方を変えるポテンシャルと差別化要素を持っていると自負しています。


「Relation Wall」は、木材とメッシュ生地で構成されています。
メッシュ生地を広げると光を透過し、縮めると光を遮ります。
画像は、「Relation Wall」を柱状に巻いて収納した状態。

広げた「Relation Wall」は、窓からの光を通しつつ、パーソナルな空間を確保できます。
開閉は、タブレット端末で自動操作。
素材と形状についても、今後の実証実験で最適なものを検証していく予定だそう。

●より良い家族の関係性をデザインする


来客時に、寝室などに簡単に目隠しをし、
プライベートとパブリックゾーンを切り分けた空間に(イメージ)。

大京 高橋さん 「Relation Wall」は、空間を仕切るだけでなく、そこに暮らす家族やパートナーとの関係性をデザインする壁です。在宅ワークの普及によって、住まいには「働く・休む・育てる・楽しむ」など、さまざまな機能が求められるようになりました。従来のLDKの間取りでは、それらの機能に応じた空間を作ることが難しく、家族の間でストレスを生む場面になりかねないことが課題でした。
“脱LDK”発想の「Relation Wall」は、在宅勤務で集中したい時には空間を仕切り、家族で集まってリラックスして過ごしたい時には空間の仕切りを取り除くなど、一日の中でも間取りを柔軟に変更することが可能です。空間を仕切って視線や音を遮っているけれども、その向こうにいる人の存在が感じられます。
また、普段は広々としたワンルーム的に使い、来客時には空間を仕切ってプライベートな空間を隠すなど、住む人のライフスタイルや暮らし方に合わせたアレンジができます。
住む人が必要とする機能に応じて、空間そのものをデザインしていくことができるのです。


在宅ワークや睡眠時に、ブースごとに空間を囲うことで、
光や音を遮断した個々のプライベート空間にした「Relation Wall」(イメージ)。

●2030年の実装を目指してプロジェクトを推進


今回お話を伺った「ザ・ライオンズギャラリー新宿」(要予約)。
●「Relation Wall」の展示はありません。

「公式」ザ・ライオンズギャラリー新宿 | THE LIONSの大京 (lions-mansion.jp)

大京 高橋さん 「Relation Wall」プロジェクトには、大京のメンバーだけでなく、建築家の永山祐子氏、予防医学研究者で医学博士の石川善樹氏、クリエイティブディレクターの榊良祐氏にも参画していただきました。実証実験を重ねながら、2030年の実装を目指してまいります。「Relation Wall」の今後にご期待ください。


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ライオンズマンションは「THE LIONS」へ。従来の「ライオンズマンション」では、安心・安全で高品質な“住まい”を提供し、親しみのあるブランドとして認知を獲得してまいりました。
「THE LIONS」では、これらを踏襲しつつ、洗練・上質の要素を加え、そしてそれらに憧れを抱いていただけるような、一歩先の“暮らし”を実現してまいります。

記事監修:株式会社大京

記載内容は2026年5月19日現在のもので、変更になる可能性があります。

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