カンディハウスに教わる、リビング・ダイニングに置くソファーのタイプとレイアウト

MAJOR'S Column

2023年7月18日

マンションのリビング・ダイニングに置くソファーはどんなタイプがよいのでしょうか?北海道・旭川で木製家具づくりを行っている家具メーカー「カンディハウス東京ショップ」で、インテリアコーディネーターの浅田知実さんに、間取りに合わせた3つのソファー選びと配置についてアドバイスしていただきました。

リビング・ダイニングと隣接した洋室、使い勝手のいいソファーは?


東京・南青山にある「カンディハウス東京ショップ」では、
広々としたフロアで、ソファーの座り心地、サイズ感、素材を確認できます。
写真は、「TEN L アームチェアー&オットマン」。
ソファーだけでなく、一人用のアームチェアーも人気です。

新築分譲マンションへ引っ越したらどんな家具を置こうかと、インテリアの夢が膨らみます。特に、家の中のくつろぎの場であるソファーは、部屋の中でも存在感が大きく、デザインや座り心地が快適性を左右します。
今回は、木製家具メーカー「カンディハウス東京ショップ」で、3つのタイプのソファーと、その配置方法を教えていただきました。


「ベイサイドタワー晴海」


2LDK(57.02㎡)の間取りを見本に、ソファーのアドバイスをしていただきました。

——最近のマンションの間取りでは、リビング・ダイニングと隣接した洋室がスライド扉となっていてフレキシブルに活用できるタイプが目立ちます。この間取りに合ったソファー選びや配置の仕方をアドバイスしていただけますか?

カンディハウス 浅田さんこのタイプの間取りは、スライド扉を開け放って広いリビング・ダイニングとしても活用できますし、来客時は洋室の扉を閉めて不要なモノを見せないようにもできて、使い勝手がよいですね。今回は、洋室の扉を締め切っていても、うまくリビング・ダイニングにソファーを配置できる3つのレイアウトをご紹介します。

CASE 1 配置自由なシステムソファー


さまざまな形を自由に組み合わせできる「MOLA LUX リビング システムソファー」から、「コーナーソファー L」(写真奥)と「ワンアーム 120R」(手前)を組み合わせた例。
カンディハウスの選べる張り地は、ファブリック53種・レザー25種と豊富。
デザインによって選べる生地が異なります。
MOLAシリーズの本体は、ファブリック39種より選べるほか、
別売りのクッションで柄物やレザーをコーディネートする楽しみも。
もちろんソファーと同じ張り地で揃えることもできます。

「MOLA LUX リビング システムソファー」のレイアウト2パターン。
2つのユニットを分けて配置(①)しても、
洋室を背に「への字型」に配置(②)しても、フレキシブルに使えます。

カンディハウス 浅田さん「MOLA LUX リビング システムソファー」は、さまざまなサイズのユニットから選べますので、お部屋に合わせてレイアウトしやすいです。それぞれのユニットが独立しているため、気分に合わせて模様替えするのにも適していますし、後から買い足していくこともできます。多角形で丸みのある「コーナーソファー」は、変形した間取りの多いタワーマンションにお住まいのお客様にも人気です。①の置き方のように、「コーナーソファー」をあえてリビング・ダイニングの中央に置くと、部屋全体で自然なコミュニケーションが生まれやすくなります。


③リビング・ダイニングにテレビを置かない場合。
「ワンアーム」の2つのユニットを組み合わせてバルコニーに向けて配置し、
窓からの景色を楽しむレイアウトも考えられます。

カンディハウス 浅田さん最近はリビング・ダイニングにテレビを置かないお客様もいらっしゃいます。その場合は、外の景色をポイントにしてソファーを配置するのもよいですね。カンディハウスでは、システムソファーを7シリーズ取り揃えております。組み合わせ次第で、すっきりとした直線的なレイアウトも実現します。


「TEN リビングテーブル 60×40」
ソファーの近くに、440mm高さのテーブルがあると
タブレットやコーヒー置き場にもぴったりです。

CASE 2 ストレートな長方形タイプのソファー


端正なデザインのシステムソファー
「クァイエット リビング(21)」シリーズ。
写真は「2PワンアームR 本体」+「2PワンアームCS (背座)」。

カンディハウス 浅田さんシステムソファー「クァイエット リビング(21)」シリーズは、シンプルで端正なデザインが特長です。長方形の部屋には、長方形のソファーの方がやはり収まりやすく、レイアウトしやすいという利点があります。1600mm幅のソファーならば、隣の洋室の出入りの邪魔にならず、行き来しやすいです。
ソファースペースを広げたい場合には、同じ張り地のオットマンを買い足すという方法もあります。拡張性の良さもシステムソファーのメリットです。またこのシリーズは、ファブリック53種、レザー25種、と豊富な張り地から選べます。


洋室を背にして、長方形のソファーをレイアウトした例。

「2PワンアームR」に「オットマン」「ロングシートL」を組み合わせて
L字型にレイアウトした例。
「オットマン」の張り地をソファーと同じものにして一体感を出す方法もあります。

「エクリプスL 3Pソファー」「エクリプスL オットマン」と、張り地見本。
ソファーの張り地は、グレーからブルーにかけての明るめのトーンが人気。
何色も織り込まれたミックスの張り地は、さまざまな色と合わせやすいそうです。

●CASE 3 リビング・ダイニングセットとして使うベンチ


「WING LUX」シリーズの「ベンチ」(1615mm幅・座高405mm)と
「T脚テーブル」(高さ680mm)、
「サイドチェアー」(座高405mm)2脚で構成したダイニングセット。

カンディハウス 浅田さん以前の記事でご紹介しましたが、ソファーで寛ぐことも食卓で楽しむことも、両方を兼用したいという方には、ダイニングテーブルとベンチを組み合わせて使う方法もあります。
「WING LUX」シリーズのベンチは、ダイニングとリビングで兼用できるように、低めの座高の405mmと440mmの2サイズを用意しています。ダイニングテーブルのデザインも、ベンチから出入りしやすいように、写真のT字脚タイプのものがおすすめです。


最初は⑥のレイアウトでダイニングテーブル&ベンチで楽しみ、
家族が増えたら、ダイニングチェアーを追加+ベンチを移動する
⑦のレイアウトへ変更する方法もあります。

カンディハウス 浅田さん「WING LUX LDベンチ」は、美しい木目の表情を楽しめる広々とした木背で、なめらかな触り心地も魅力です。背の両端に角度をつけたデザインが、座る人を心地よく包み込みます。厚みのある座クッションは、座るとつい長居したくなる程よい硬さで、食後も長時間くつろげるように配慮されています。リビング・ダイニングを広く使いたい方には、ベンチ+ダイニングテーブルという組み合わせがおすすめです。


「WING LUX LDベンチ」は、座って食事するにも最適な高さ。
ソファーほどの圧迫感がなく、木の触感が楽しめます。
足元がスッキリとしているので、ロボット掃除機がベンチの下まで入れます。

カンディハウス 浅田さんソファーのように長く付き合う家具は、本当に気に入ったデザインの上質なものを、妥協せず選びたいものです。実物を何度も見て座って、質感やサイズを確認し、時間をかけて、ぴったりなソファーをお探しください。
カンディハウス東京ショップでは、間取りや家族構成、ライフスタイルに合わせた空間提案を行っています。ソファー選びはもちろん、お部屋全体のインテリアコーディネートプランに関しても、お気軽にご相談ください。


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カンディハウス

家具メーカーとして全国にインテリアショップを展開するカンディハウスは1968年に創業。以来、国内有数の家具産地、北海道・旭川でのものづくりにこだわる。国内外のデザイナーと共に妥協のない製品開発に取り組みながら、北海道の自然と日本の文化に育まれた美意識をデザインとものづくりに生かし、長く愛着を持って使える木製家具にて、ライフ&ワークスタイルを提案している。

カンディハウス東京ショップ

記事監修:カンディハウス

取材内容は2023年7月18日現在のもので変更になる可能性があります

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