
三菱地所レジデンス株式会社は、新築分譲マンション「ザ・パークハウス」シリーズにおいて、伝統工芸を活用したアートを設置するなどの「伝統工芸応援プロジェクト」をスタートしました。プロジェクトの第一弾として、「ザ・パークハウス 王子」「ザ・パークハウス 新宿富久町」の共用部に、伝統工芸職人が制作したアートを設置する予定です。今回、この取り組みについてご担当者に、お話を伺いました。
●「伝統工芸応援プロジェクト」のきっかけ

三菱地所レジデンス株式会社 営業推進部 ブランドグループ 主任
恩田智大さんにお話を伺いました。
——「伝統工芸応援プロジェクト」を始めたきっかけについて教えてください。
恩田さん 日本の伝統工芸は、長年培われてきた技術と手法を、その担い手である職人さんの手から手へと継承され、確かな技術と力によって作り出される、まさに「一生もの」です。その点が、三菱地所レジデンスのものづくりの姿勢と共通しており、「ザ・パークハウス」ブランドの「一生ものに、住む」というコアバリューとの親和性も非常に高いと感じました。そこで会社として伝統工芸の取材を行ったことがきっかけです。

JAL「SKYWARD」、ANA「翼の王国」雑誌に掲載された
「一生ものを訪ねて」シリーズの記事。
恩田さん
私たちは、伝統工芸の業界を支えて、日々丁寧な仕事に取り組んでいる職人さんやその技術にスポットを当て、広く紹介していきたいと考えました。そこで「一生ものを訪ねて」と題した、日本全国の伝統工芸の職人さんを訪ねて、当社のものづくりとの共通点を探る記事をJAL「SKYWARD」やANA「翼の王国」に掲載を始めました。記事は、当社のHPでウェブ版をお読みいただけます。
伝統工芸に携わる皆様を取材する中で見えてきたのは、伝統工芸全体の課題でした。ライフスタイルの変化により伝統工芸が生活に身近ではなくなったこと、職人の後継者不足や、原材料の供給減など、さまざまな課題が存在します。
→The Parkhouse 住まいのギャラリー>CMギャラリー>伝統工芸の応援活動 一生ものを訪ねて

2024年8月23日・24日に、丸ビル・マルキューブで開催された
「三菱地所レジデンス 日本の伝統工芸展 一生ものを訪ねて」の様子。
ウェブ版記事で紹介した日本各地を代表する伝統工芸を一堂に展示・販売しました。
恩田さん
私たちは、一企業として伝統工芸が抱える課題解決の一助になりたいと考え、2024年には東京・丸の内にて、ウェブ版記事で紹介した日本各地を代表する伝統工芸を一堂に集めた「日本の伝統工芸展 一生ものを訪ねて」というイベントを開催しました。
当日は、職人さんによるワークショップやトークイベントを企画し、展示・販売を行いました。丸の内に集まった若い世代やご家族連れのお客様に、伝統工芸と触れあう機会となり大変好評でした。また、普段はお客様と接する機会の少ない伝統工芸の職人の方々からも、「会場で直接感想を聞けたことが励みになった」という声や「新たな仕事の展開につながった」という話を伺い、私たちとしても開催の手応えを感じました。
恩田さん そして、さらなる展開として、三菱地所レジデンスが供給している新築分譲マンションシリーズ「ザ・パークハウス」に、伝統工芸職人が制作したアートを設置する「伝統工芸応援プロジェクト」を始動させました。
●「ザ・パークハウス 王子」の薩摩和紙アート

3駅3路線利用可の「ザ・パークハウス 王子」(2026年10月中旬竣工予定)。
東京メトロ南北線「王子」駅徒歩9分、JR京浜東北線「王子」駅徒歩10分、
東京さくらトラム(都電荒川線)「王子駅前」駅徒歩10分。
(外観完成予想CG)
恩田さん
「伝統工芸応援プロジェクト」の第一弾として、「ザ・パークハウス 王子」「ザ・パークハウス 新宿富久町」の2物件への導入を予定しています。物件のコンセプト特性・土地柄に合わせて、伝統工芸を選定し、共用部のデザインに溶け込むかたちで取り入れています。
「ザ・パークハウス 王子」が建設される東京都北区王子は、洋紙発祥の地として知られ「紙のまち」としての歴史をもつ街です。また近隣の飛鳥山公園は、江戸時代から多くの浮世絵に描かれてきた桜の名所です。そこで「ザ・パークハウス 王子」では、王子の地にちなんだ和紙アートを、エントランスホールと1階共用空間に設置することにいたしました。

「ザ・パークハウス 王子」エントランスホール完成予想CG。
ラウンジと緩やかにつながったエントランスホールに設置される和紙デザインの光壁。
テーマは、「飛鳥山、百花繚乱」。

薩摩和紙のデザインを手がけるのは、
「薩摩和紙製作所」主宰の和紙デザイナー原口敬子さん。
●「ザ・パークハウス 新宿富久町」の曲木彫刻や南部鉄器

新宿に徒歩圏、富久さくら公園に隣接した「ザ・パークハウス 新宿富久町」。
曲木彫刻の伝統工芸が映えるエントランスホールでは、
窓の向こうに植樹予定のコヒガンザクラを眺めることができます。
(エントランスホール完成予想CG)
恩田さん 「ザ・パークハウス 新宿富久町」は、新宿が徒歩圏にありながら、都市の喧騒とは距離を置いた住居エリアに位置する、贅沢なロケーションにあります。「ザ・パークハウス 新宿富久町」は、富久さくら公園と東京医科大学に近接しており、春には公園とマンション内の桜が楽しめることから、木をテーマにした曲木彫刻のアートを設置することにしました。エントランスホールの壁面には温かで優美な印象を添える曲木彫刻、各階エレベーターホールには南部鉄器のレリーフを配置する予定です。

曲木造形作家の亘 章吾さんによる、曲木彫刻。

エレベーターホールには、岩鋳の職人による南部鉄器のレリーフを飾る予定。
●「一生ものに、住む。」住まいと伝統工芸の融合

「ザ・パークハウス 王子」エントランスホールの光壁「飛鳥山、百花繚乱」
に用いられる予定の薩摩和紙のモチーフ例。
恩田さん 三菱地所レジデンスのものづくりの姿勢とさまざまな共通点を持つ日本の伝統工芸を、私達はこれからも応援してまいります。今回は第一弾「伝統工芸応援プロジェクト」として、「ザ・パークハウス 王子」「ザ・パークハウス 新宿富久町」の2つの新築分譲マンションに伝統工芸アートを採用しました。物件の魅力に、伝統工芸の美しさが彩りを添えるものになるように、これからも物件のコンセプトや立地に合わせて、積極的に伝統工芸アートを取り入れていきたいと考えています。今後も「ザ・パークハウス」ブランドは、お客様にとって、かけがえのない「一生もの」の住まいを目指してまいります。ご期待ください。
「一生もの」を目指す「ザ・パークハウス」と伝統工芸の組み合わせは、暮らしに誇りをもたらす素敵な取り組みですね。他にも数多くの個性溢れる「ザ・パークハウス」ブランドのマンションを、MAJOR7サイトでじっくりと検討してください。
【MAJOR7で三菱地所レジデンスの新築マンション一覧を見てみよう!】

幅広い世帯のニーズを考え抜き、それぞれが大切にする暮らしにフィットする住まい「ザ・パークハウス」。徹底的に考え抜かれた品質の元、快適に心地よく暮らせる高いクオリティが追求されています。
記事監修:三菱地所レジデンス株式会社
取材内容は2025年10月21日現在のもので変更になる可能性があります。
※最新の販売状況は各物件公式ホームページをご確認ください。
※掲載の各完成予想CGは、計画段階の図面を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。植栽は、特定の季節やご入居時の状態を想定して描かれたものではありません。周辺道路・建物等は簡略化しております。雨樋、エアコン室外機、給湯器、TVアンテナ等再現されていない設備機器等がございます。共用部の家具・照明器具・調度品等は、実際に設置されるものと異なる場合があります。また、エントランスホールの壁にあるアート作品は制作中となり、デザインや素材をもとに完成イメージを表現したもので実物ではございません。
※掲載のマテリアル写真の色合い等は、モニター表示のため実際とは多少異なります。また、採用素材は施工上の都合により変更になる場合があります。
※表示距離は現地からの地図上の概算です。徒歩分数は80mを1分として算出し、端数は切り上げております。所要時間はルートや交通事情により異なります。
※自転車分数は1分=250mで算出し、端数は切り上げております。所要時間はルートや交通事情により異なります。