
最近よく眠れていますか? 良質な睡眠をとるためには、マンションの寝室環境を整えることが効果的です。快眠を導くための寝室の色彩や素材選びについて、インテリアコーディネーターでありカラーコンサルタントでもある若生洋子さんにアドバイスしていただきました。マンションの寝室環境づくりにお役立てください。
●色の効果を取り入れる

寝室は、色・光・物を整えることでリラックスできる空間をつくります。
若生さん 寝室は一日の疲れを取り除き、心身を休めて、安らかな睡眠を得るための場所です。清潔でリラックスできる環境を整えましょう。心理的にもすっきりした空間の方がリラックスできます。寝室に置く物は整理し、クローゼットや収納スペースに収めましょう。また、室内の光の取り入れ方も大切です。

色は、色相(色み)、明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)の3つで構成されています。
中でも色相は、赤・青・黄色などの名前で分類される色みの違いを指します。
たとえば12色の色相環で見ると、隣り合う色は似た色。
反対側に位置する色は対照的な関係にあります。
若生さん
色は、人の感情や行動に影響を与えます。暮らしの色に環境心理学や色彩心理を活用し、人に優しく働きかけるカラーコーディネートを考えてみましょう。
心身を休めるための寝室には、自然な色を選びます。空を連想させる「ブルー」、植物を連想させる「グリーン」は、落ち着きや安心感を与えます。大地を連想させる「ブラウン」や「ベージュ」「アイボリー」も安定感をもたらします。リラックスできる寝室には、色の明度(明るさ)や彩度(鮮やかさ)は、高いよりも中〜低程度の控えめな色が適しています。
では、実際に寝室のコーディネート写真を見ていきましょう。
●自然を感じる色で構成する寝室

ホワイトとブラウンのコーディネート。
「自然な印象のある木の家具と、明度・彩度も控えめで、全体に落ち着いた寝室です。
床のラグや足元のスローが柔らかさや温かさを出し、
スローのブラウンがアクセントカラーとして効果的に取り入れられています」
(写真提供:MESATEX JAPAN)

ブルー・グリーン系のやわらかなコーディネート。
「ブルーには、落ち着きや静けさのイメージがあると言われ、寝室に適した色です。
一人用ソファのブルーもポイントになっています。
寝室に置く予定の、お持ちの家具があれば、
その色から寝室のテーマカラーを決めるのもいいです」
(写真提供:MESATEX JAPAN)
若生さん 窓まわりのカーテンやシェード、ベッドカバーやシーツなど、寝室で大きい面積を占める色を変えるだけで、空間の印象が大きく変わります。テーマカラーを決めたら、それに合わせて、カーテンやベッドまわりの布の色や素材を選びましょう。全体の色を同系色で揃えると、空間がまとまりやすくなります。
●色と素材がもたらすイメージ

グリーンの濃淡でまとめられたコーディネート。
「グリーンのテーマカラーの中に、
ピーチ色のクッションをアクセントカラーとして取り入れています。
ピーチ色などのピンク系の色は優しい印象で、寝室にも適しています」
(写真提供:MESATEX JAPAN)

グリーンとグレージュのコーディネート。
「グリーンとグレージュの組み合わせが大人っぽく、落ち着いた印象です。
アクセントカラーにイエローを取り入れ、空間に彩りを与えています」
(写真提供:MESATEX JAPAN)
若生さん
色相環の同系色でテーマカラーをまとめると、コーディネートがしやすくなります。所々にアクセントカラーとして、反対色や隣接した色を取り入れるのもおすすめです。アクセントカラーを使う場合、テーマカラーと明度や彩度を合わせると統一感が出ます。
また、スローやクッションなどの素材選びでも、空間の印象が変わります。寝室には、包み込むような柔らかい素材が向いています。小物なども、実際に目で見て、手に取って、感触を確かめて好みのものを選ばれるとよいでしょう。

クッションやスローなどの素材でも、寝室全体の印象が変わってきます。
タオル地やニットなどのやわらかな素材は、
優しく包み込むような安心感を与えてくれます。
●光を調整して空間を整える窓まわり

遮光・遮熱効果が高い、蜂の巣状構造のハニカムエコスクリーン(NORMAN JAPAN)。
「オーダーで窓に合わせて設置できるので、マンションの腰高窓にも適しています」
(写真提供:NORMAN JAPAN)
若生さん
寝室の光環境は、睡眠には重要な要素です。窓まわりにカーテンやスクリーン、シェードで光を調整する方法もあります。また、いずれも遮光タイプの布地を選べるものもあります。
NORMAN JAPANのハニカムエコスクリーンは、壁面にすっきり収まるスタイリッシュなデザインです。電動標準モデルでは、リモコン操作で外光をコントロールできますし、フラッグシップモデルではアプリの操作で、朝の光とともに自動でオープンする設定もできます。

スマートドレープシェ―ド(NORMAN JAPAN)は、
縦型のU型シェード(生地)が連なった、ブラインド構造となっています。
シェードが回転することで、ブラインドのように簡単に調光・遮光ができます。
(写真提供:NORMAN JAPAN)
若生さん スマートドレープシェ―ドは、レースカーテンのように美しい生地の動きが楽しめ、バーチカルブラインドのように光の調整ができます。生地の間を、のれんをくぐるように出入りできますので、ベランダなどに面した掃き出し窓にも適しています。

スマートドレープシェ―ドを採用した寝室。
(写真提供:NORMAN JAPAN)
若生さん 寝室の窓まわりは、色や素材、開閉形状など、さまざまな選択肢があります。寝室環境を整える際は、ネットの情報を確認するだけでなく、各メーカーのショールームなどで実際の製品の色や素材、質感などを確かめることをおすすめします。
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DESIGN &DECOR代表。心理学、整理学、福祉学を学び、人目線のインテリア提案をおこなっている。モデルルームや店舗のインテリアデコレーションおよびスタイリング実績多数。他に「インテリア日和」(テレビ東京系列)などのメディア出演、インテリア関連本執筆、新聞・雑誌などのコラム、企業向け商品開発やインテリアセミナー講師なども行う。町田ひろ子アカデミーコーディネーション講師として長年人材育成に携わる。カラーコーディネーター1級、整理収納アドバイザー1級、日本心理学会認定心理士。
→DESIGN &DECOR
記事監修:若生洋子
取材協力:MESATEX JAPAN株式会社、NORMAN JAPAN株式会社
取材内容は2026年4月21日現在のもので変更になる可能性があります。