分譲マンション初※1の冷凍宅配ボックス採用!東急不動産の試み

マンションさんぽ

2022年7月11日

マンションに欠かせない存在となりつつある宅配ボックス。冷蔵宅配ボックス完備のマンションも増えてきました。さらに「冷凍食材にも対応してほしい!」というニーズに応えるため、東急不動産株式会社とパナソニック株式会社が共同で、同社の分譲マンション「BRANZ」向けの「冷凍・冷蔵宅配ボックス」を開発。現在販売中のブランズタワー2物件での採用が決定しました。東急不動産のご担当者に、開発までの経緯を伺いました。

新開発の「冷凍・冷蔵宅配ボックス」とは?


今回、ブランズタワーに採用が決定した「冷凍・冷蔵宅配ボックス」。

最近の新築分譲マンションには冷蔵宅配ボックスがあると聞いて驚いていたのですが、今回東急不動産がパナソニックと同社のマンション向けに共同開発したのは、新たに冷凍機能が付加された「冷凍・冷蔵宅配ボックス」です。
確かに食材宅配には冷蔵品と冷凍品が混載していることも多いし、鮮度の良さをそのまま保持するためにあえて冷凍で届けるお取り寄せ食材もあります。冷凍品は、確実に対面で受け取れる日時を指定しないといけないため、気軽に注文できないのが悩みの種でした。


開発に関わった、東急不動産株式会社 住宅事業ユニット 関西住宅事業本部
林 明日紀さんにお話を伺いました。

東急不動産 林さんパナソニックと共同開発した分譲マンション向けの「冷凍・冷蔵宅配ボックス」は、当社での実証実験を経て、東急不動産が分譲を行う大阪市中央区の「ブランズタワー谷町四丁目」「ブランズタワー大阪本町」2棟での採用が決定しました。分譲マンションにおける冷凍機能付き宅配ボックスの採用は、日本初※1の取り組みです。「冷凍・冷蔵宅配ボックス」の運用については、当初2物件を対象としてヤマト運輸、佐川急便が配送対応※2予定です。


「冷凍・冷蔵宅配ボックス」を採用する
「ブランズタワー谷町四丁目」※3(写真向かって左)と
「ブランズタワー大阪本町」※4(右)。

開発背景は、居住者の利便性向上と再配達率の増加問題対策


1990年代半ばから共働き世帯は年々増加しています。
※独立行政法人労働政策研究・研修機構 統計情報より作成

——今回の開発に至った経緯をお聞かせください。

東急不動産 林さん共働き世帯の増加により、手軽で美味しい冷凍食品のニーズは高まっています。また、冷凍技術の進化で鮮度を維持できる冷凍食品はますます注目されています。さらに、コロナ禍のステイホームによるEC需要の増加から、宅配便の取り扱い個数は増える一方です。対面での受け取りが必要な冷凍品や冷蔵品は、宅配ボックス預けにすることもできず、結局再配達となってしまいます。昨今増加中の再配達は、ドライバーの労働生産性の低下や、配達で使用される車両利用に伴う二酸化炭素(CO2)排出量の増加などの点で、国交省も問題視しています。


国交省は、2025年の再配達率7.5%を目指して、各種対応を実施しています。
※国交省報道発表資料(宅配便の再配達率調査)より作成

東急不動産 林さん「冷凍・冷蔵宅配ボックス」の導入は、再配達の削減によるCO2排出量の抑制にも効果が期待でき、居住者様の利便性向上にも大いに寄与できるはずです。そこでまず、2021年に当社社員による実証実験を行って、入念に準備を行いました。

実証実験を体験した社員の声


2021年に、東急不動産の社員約140名を対象として、実証実験を行いました。
実験とはいえ、会社で冷凍・冷蔵品を受け取って持ち帰ることができるのっていいですね。

——実証実験の詳細を教えていただけますか?

東急不動産 林さん昨年実証実験のため、当社のオフィスがある心斎橋東急ビルに、パナソニックの「受け取り用冷凍・冷蔵ボックス」を設置しました。社員は指定の商品を注文し、実験に協力していただいたヤマト運輸と佐川急便が「受け取り用冷凍・冷蔵ボックス」へ配達。実際の配達を通じて、品質上の問題、宅配物の温度帯の確認、運用上の問題などを、検証しました。注文品の温度帯がきちんと保持されているかどうかは大きなポイントでしたが、問題がないことが証明されました。


「ブランズタワー谷町四丁目」「ブランズタワー大阪本町」は、
共に2024年3月引き渡し予定。
入居後すぐに冷凍・冷蔵宅配ボックスを活用できます。

——実証実験に参加した社員の皆様からはどんな感想がありましたか?

東急不動産 林さん「受け取り日時を気にすることなく受け取れて、とても便利」「受け取り日時の制約がなくなったので、注文のハードルが高かった冷凍・冷蔵食品を注文するきっかけとなった」などの声が多く、好評でした。特に冷凍食品は、共働き世帯だけでなく単身者にもニーズがありそうな気がしました。一方で、宅配便事業者の方々にも操作画面の使い勝手を試していただき、その意見を集約して、操作性のブラッシュアップに役立てました。

「BRANZ(ブランズ)」は、“環境先進マンション”を目指す


東急不動産のマンション「BRANZ」は、
ブランドスローガンを「環境先進を、住まいから。」と定め、
持続可能な暮らし心地や環境貢献の実現に向けてリブランディング。
2022年1月の新CMでは俳優の長谷川博己さんを起用して、
「今までにない環境先進マンションを目指すこと」を宣言しました。

——今後の“環境先進マンション”としての取り組みについてお聞かせください。

東急不動産 林さん当社では、2030年度までにすべての新築分譲マンションでZEH※5を標準仕様にする他、さらに持続可能な心地よい暮らしと環境貢献を実現するため、新たな発想や仕組みを積極的に取り入れた“環境先進マンション”を提供していく予定です。
今回2物件で「冷凍・冷蔵宅配ボックス」を採用することも、その取り組みのひとつです。「冷凍・冷蔵宅配ボックス」は、居住者様の利便性の向上と、再配達削減に伴う二酸化炭素(CO2)排出量の削減に寄与できると考えています。今後も、“環境先進マンション”提供のために、さまざまな取り組みを行ってまいりますのでご期待ください。


これからのマンションは、居住者にとってはますます便利に、そして環境問題に配慮した取り組みによって社会的責任を果たすべく、ますます進化していくのだと感じました。MAJOR7でさまざまな新築分譲マンションの取り組みをご覧ください。

【MAJOR7で東急不動産の新築物件特集のマンション一覧を見てみよう!】

東急不動産株式会社 BRANZ(ブランズ)

BRANZは、持続可能な心地よい暮らしと環境貢献実現のために新たな発想や仕組みを取り入れた“環境先進マンション”を提供していきます。一番長く使う住宅こそ、一番地球にやさしいものにしたい、という想いのもと、環境にも人にも優しいウェルビーイングな日々を未来へつなぐ"GREEN LIFE STYLE"をBRANZは実現します。
東急不動産株式会社

記事監修:東急不動産株式会社

※1 国内の分譲マンションにおける冷凍機能のついた宅配ボックスの採用は日本初となります(2022 年1月公表時点)。
※2 ヤマト運輸においては、2022年1月現在、継続利用に向けた協議を行っております。佐川急便においては、2022年1月現在、配送先は上記記載の通り2物件が対象となります。
※3 ブランズタワー谷町四丁目完成予想図。掲載の完成予想図は、設計図書を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。官公庁の指導、施工上の都合等により建物の内観・形状・仕上等に変更が生じる場合があります。形状の細部、設備機器、周辺の建物・電柱・電線は、省略または簡略化しております。
※4 ブランズタワー大阪本町完成予想図。掲載の完成予想図は、設計図書を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。官公庁の指導、施工上の都合等により建物の内観・形状・仕上等に変更が生じる場合があります。形状の細部、設備機器、周辺の建物・電柱・電線は、省略または簡略化しております。
※5 ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、断熱や省エネルギーなどのエネルギー消費低減と発電によるエネルギー創出を総合して、年間の一次消費エネルギー量の収支をゼロにすることを目指した住宅です。集合住宅である ZEH-Mには、Nearly ZEH-M(75%以上省エネ)、ZEH-MReady(50%以上省エネ)、ZEH-M Oriented(20%以上省エネ)等があり、これらを当社取り組みの対象に含みます。

2022年7月11日

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