モノの定位置決めでテレワーク時代の部屋を整える!整理収納アドバイザー小林朗子さんに聞きました

MAJOR'S Column

2021年10月4日

コロナ禍で自宅でのテレワークが当たり前になってきました。しかし自宅に仕事領域が混在し、片付かないのも悩みの種。そこで今回は整理収納アドバイザーの小林朗子さんに、テレワーク時代の整理収納術について伺いました。これからマンション選びをする方のために、家族の行動動線に合った間取りの選び方アドバイスもあります!

パソコンまわりのモノの定位置を決める


整理収納アドバイザーの小林朗子さん。個人や企業のお客様の整理収納作業のほか、
引っ越しや住み替えでの家具の配置や整理収納プラン提案で、
お客様の心に寄り添うアドバイスが人気です。

リビングでお子さんを見守りながらパソコンを使ったり、寝室でテレビ会議を行ったりしていると、テレワークのためのモノが溢れて、部屋が片付かないことが多くなっていませんか?
分譲マンション探しをしている方からは、テレワークできるスペースを確保したいという声をよく伺います。家の中に仕事のモノが増えてきたことで、お部屋の片付けも混乱しがちです。

——家の中でテレワークをうまく両立させるための整理収納方法を教えていただけますか?

小林さん家庭に仕事のモノが増えた分、ストレスを感じますよね。部屋に溢れるモノには「定位置を決めましょう」と、よくアドバイスしますが、テレワークに使うモノにも、わかりやすくシンプルにまとめて、家庭の中での定位置を決めてあげるとよいと思います。


取っ手付のファイルボックスに、テレワークの道具一式を収納。
このファイルボックスを置く場所をきちんと決めておけば、どこに何があるのか、
毎回探す必要はありません。これも、モノの定位置の決め方のひとつ。

小林さんいつもテレワークに使う道具、ノートパソコン、ケーブル、イヤフォン、充電器、筆記具、クリアファイルに入った書類などを、ひとつにまとめると、使いやすく片付けやすくなります。
バラバラになってしまって、「あれがない」など慌ててしまうこともなくなります。決まった仕事場所がない場合は、道具をまとめて移動しやすいファイルボックスやバッグ・イン・バッグなど、持ち運びできる収納用品を選ぶと便利です。


バッグ・イン・バッグに、バラバラになりがちなケーブル類をまとめておくのもオススメ。
これならオフィスへ出勤する際にも、そのままバッグへ入れて出かけられますね。

最近はノートパソコンだけでなく、スマホやイヤフォンの充電ケーブルも必須アイテム。
写真のようなUSBコンセントもある延長ケーブルが役立ちます。

小林さんどの収納用品でも、ご自分が使いやすいものを選んでください。テレワークの道具をひとつにまとめたら、終わったらどこに片付けるのか、家の中の定位置を決めてください。寝室ならクローゼット、リビングなら本棚にすぽっと入れるなど、置き場所が決まっていれば、毎日モノを探し回る必要がなくなります。

モノの定位置の決め方


モノの定位置は、上記4つの手順で決めます。
この手順をしっかり考えていないと、リバウンドしてしまう結果に!

小林さんモノの定位置を決めても「なぜかまた散らかってしまう」という方は、上記4つの手順が出来ているかどうかチェックしてみてください。
「モノを取り出す・戻すアクション数」とは、作業の数のことです。
戸棚に入っているカップなら、①扉を開けて②取り出す、という2アクションで済みます。
戸棚の奥にある箱に入っているカップだと、①扉を開けて②手前のモノを取り出してから③奥にある箱を出し④箱の蓋を開けて⑤取り出す、という5アクションが必要となります。アクション数が多いほど、面倒になって使わなくなるし、定位置に戻さなくなります。アクション数を意識して、定位置を決めてくださいね。


仕事道具がひとつに収まっていると、部屋のどこでも、さっと仕事がスタートできます。
いちいち小物を探し回ることがないのは効率的で、何よりストレスフリーですよね。

テレビまわりや紙の書類の定位置決め


テレビまわりのケーブル類が片付いていると、部屋が広くすっきり見えます。

——テレワークでは、タブレットやパソコンを、見やすいテレビ画面につなぐ場合もあります。テレビ会議などは、テレビの大画面の方がラクですよね。

小林さんタブレットやノートパソコンとつなぐ変換ケーブルを差し込みやすいように、テレビまわりのケーブル類を一箇所にまとめておけば、作業がしやすくなります。近頃は無線でつなぐ方法もいろいろ出てきていて便利ですね。有線の場合には、テレビまわりのコード類はゴチャゴチャしがちなので、ケーブル収納ボックスに入れて目隠しをすると、見た目もすっきりします。


ケーブルまわりのすっきりの秘密はこちら!
ケーブル収納ボックス内に、延長コードなども含めて目隠しできます。

小林さん市販のケーブル収納ボックスは、OAタップを入れても熱がこもらないように通気性の良いデザインになっていますし、ホコリよけにもなります。コンセントとプラグの間にホコリがたまって漏電発火する「トラッキング火災」対策にも役立ちます。ただし、こまめに中を掃除してあげてくださいね。


ケーブル類が収納ボックスに収まっていれば、
タブレットをテレビにつなぐ場合にも作業しやすいですね。

——もう一点テレワークで気になるのは、紙の書類が散乱したり山積みになったりしがちなことです。プリントアウトした資料が、山のようにダイニングテーブルに積まれていくこともあります。

小林さん紙の書類は、スマホでスキャンしてデジタル化を推進されてはいかがでしょう?
最近のスマホは高機能で、スキャンアプリもたくさんあります。私が活用しているのはiPhoneの「メモ」アプリです。


iPhone「メモ」アプリ内のカメラ撮影機能に、「書類をスキャン」するボタンがあります。
スキャンした書類は、斜めになって撮影しても自動的にきれいに整えられるのが便利!
お子さんのいるご家庭では、学校から配布されるプリント類の管理にも役立ちます。
テキストでタイトルなどを入力しておくと、検索ですぐに探せるのでとても便利です。
定期的に不要になったデータは削除していきましょう。

小林さん私は、仕事の打ち合わせ前後に、上の写真のように、必要な紙書類をスキャンしてデジタル化して「メモ」アプリにどんどん資料を貼っていきます。スキャンデータ以外にも、写真や動画、ファイル添付もできますので、「メモ」が仕事に必要なモノすべてが収まったデジタルフォルダとして活用できます。それぞれの「メモ」ページに、わかりやすいファイル名を付けておけば検索もできます。

高機能になった最近のスマホも、デジタル資料が収まるデバイスとして活用すれば、「家で紙の資料に埋もれる!」ということもなくなりそうです。小林さんは、スケジュール管理もスマホ。スマホの機能をもっと活用すれば、もっとテレワークしやすい環境づくりに役立ちそうです。

小林さんスマホで仕事のスケジュールや資料を一元管理すれば、お客様にいつお会いして、どんな打ち合わせをしたのかも、検索で一目瞭然です。最近は自宅でテレビ会議の予定が多くなりましたので、会議の時間前にアラートを設定して、スケジュールのリマインドにも役立っています。


テレワークでは、モノの整理だけではなくて「時間」の整理も大切です。
「時計を身近に置いて時間を気にしたり、TO DOメモを付箋で貼って管理したり、
おおまかな1日のスケジュールを管理するなど、時間との付き合い方も整理をして、
できる限りオンとオフが上手に整理できる工夫も大切に行いましょう」と小林さん。

間取り図に行動動線を描いて使いやすさを考える

——これから新築分譲マンション購入を考えている方々に、間取りの選び方でアドバイスをいただけますか?

小林さん2LDKでも3LDKでもさまざまなタイプの間取りがあります。どの間取りを選ぶかは、そのご家庭の生活動線を考えて選ぶと良いと思います。間取り図をコピーして、家族のそれぞれが、一日にどの場所でどんな動線で動いているのか考えるのも、新しい生活への夢が膨らんで楽しいですよ。


たとえば共働き夫婦2人暮らしの場合。
2LDKの基本的な間取り図に生活動線を描き入れてみます。
家に帰宅して眠るまで、2人同時にテレワークをする場合、どんなことを行うのか?
さまざまなケースを考えて、その人にとって使いやすい間取りなのかどうか考えます。

小林さんお引っ越し前に、行動動線がわかっていれば、どこに何を置くのか明確になります。よく「収納グッズは何を買えばいいですか?」と質問されますが、「買わないでください!」とお話しています。収納用品ありきではなく、本当に必要なモノを取捨選択して、必要があれば収納用品を考えます。
生活が新しく変わるときには、「これから」どうなりたいのか、次のライフステージへ進むイメージを描くことが重要です。新しい暮らしのイメージづくりに役立ててください。


テレワーク時代のモノの定位置の決め方は、いますぐ実践できるアドバイスばかりでした。いまの部屋の整理収納が進めば、新しく住みたいマンションの間取りへの考え方も変わるかもしれません。モノが片付いて、心が豊かになる暮らしができる、そんな理想のお部屋をMAJOR7で探してみてください。

【MAJOR7で新築物件特集のマンション一覧を見てみよう!】

整理収納アドバイザー 小林朗子(あきこ)さん

整理収納アドバイザー、宅地建物取引士。不動産仲介、リフォーム業界、整理収納研究課程などを経て、整理収納コンサルティングや執筆、セミナーをベースに、暮らしに携わる活動を行っている。監修『ひとり暮らしで知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)。
ブログTIDY LIFE DIARY ※外部サイト

記事監修:小林朗子

2021年10月4日

編集部のおすすめ記事

カテゴリ一覧

物件をお探しの方へ ※大手不動産デベロッパー7社の物件情報に特化したポータルサイト『メジャーセブン』の物件一覧ページに遷移します