マンション購入を決めたのは、夫か妻どっち? 購入者2,446人に聞いたマンションの意思決定パターン

MAJOR'S Column

2020年5月28日

ご夫婦や結婚予定のカップルがマンションを購入するとき、2人の間の決定権や影響力はどのような割合なのでしょうか? マンション・ラボが2020年4月に実施した「マンション決めたのどっち?」アンケート結果から、マンション購入者2,446人の意思決定パターンを探りました。購入経験者から、意見の相違を解決するアドバイスもいただきましたよ!

マンション購入の最終決定権では、夫婦の力関係はほぼ6:4!?

「マンション購入は人生最大の買い物」と、よく言われます。
MAJOR’S BLOGで取り上げた過去記事では、マンション購入検討中のご夫婦が、妻は新築マンション希望・夫は中古マンション希望と、意見が分かれてなかなか決断できないというご相談もありました。夫婦とはいえ、互いに譲れない部分は必ずあるものです。

そこで今回は、新築および中古マンションを購入した2,446人の方に、最終意思決定は配偶者のどちらだったのか? 喧嘩することなく互いの希望を通すにはどうしたらいいのか?について、ウェブメディア「マンション・ラボ」のアンケート結果からご紹介してまいります。

「マンション決めたのどっち?」アンケート概要
実施期間 2020年4月3日(金)〜2020年4月20日(月)
調査方法 インターネットリサーチ
回答数 2,575名(うち配偶者のあるマンション購入者2,446人を対象)

配偶者のある新築・中古マンション購入者2,446人のうち、
最終決定権は「自分」が54.42%「配偶者」が40.13%と、6:4位の結果。

最終決定権への影響力の結果を「男性の回答のみ」「女性の回答のみ」でそれぞれ集計してみると、比率はやはりほぼ6:4。性別による差はあまり見られないようでした。
ただし女性の場合の「その他」の内訳を見ると「親・義理親」比率が6.14%。男性の場合の「親・義理親」比率2.64%に比べると、倍以上の影響力があることがわかりました。


購入検討やその他のことについて、2人の意見の相違はというと「意見が分かれた」と回答した方はわずか8.1%。「意見が分かれなかった」という方はなんと合計75.7%でした。

購入の経緯の自由回答では、どちらかが一方的に押し切るのではなく、2人で程良い着地点を見つけたり、最終的には相手の後押しに感謝したり、お互いへの強い信頼関係を感じます。

・我が家の場合は特に意見が分かれることなく比較的スムーズでした。(夫)

相互の意見を購入前から事前に取りまとめて方向性を決めておく。(夫)

・予算面から私はやや消極的だったが、妻は「何とかなる!」と強気だった。ただし、当該マンション購入への思い入れは私の方が強かった。妻の後押しに感謝。(夫)

相手を納得させることなく、自分の意見だけで押し切ってしまうと、以下の方のように何年経っても不満を持つ結果になるかもしれません。

・「自分の実家の近くがいい」とか「戸建てがいい」と妻は主張していたが、私の通勤の都合や他の物件も見直すなどして、最終的に私が希望したマンションを購入することで落ち着いた。しかし10年以上経ってもいまだに「本意じゃなかった」と文句を言われます。
揉めたくないなら100%相手に合わせる・1%でも自分の意見は入れないこと。逆に自分の意見を主張するなら、一生戦う覚悟を持つことです。(夫)

インテリア・内装選びは女性が主導権を握っている!?


マンション購入決定後の内装やインテリアの決定権についての結果を、
「男性(夫)の回答のみ」で集計してみたところ、
「自分:21.9%」「配偶者:63.3%」という結果に。
妻に決定権をゆだねる方が多いようです。

マンション購入決定後の内装選びやインテリアについては意見が分かれやすいところです。特に新築マンションの場合は、いくつかのインテリアプランを選んだりオプションを選んだりするかは、悩みどころ。自由回答では「妻の意見を優先する」という夫の回答が目立ったのは興味深い点です。

・フロアや内装の色合いはかなり趣味が違っていたが、すべて妻の好みに合わせた。妻の希望を最優先にしておけば円滑にいき丸く収まる。(夫)

妻が居心地よいと思う家には幸せが来ると言う。(夫)

・本当に譲れない部分を極限まで絞って、それ以外は妻にお任せにすれば相手の納得感が得られる。(夫)

妻の意見を尊重しつつ、自分は冷静に良し悪しを判断した方がいい(夫)


「キッチンの高さが選べる場合は、キッチンの立ち時間が長い方に合わせて選ぶようにすると良い(夫)」というアドバイスもありました。

とはいえ妻も、第三者を介したり自分の意見を通す理由を相手に説明したり、夫が納得できるように配慮している点はお見事です!

・内装の好みが元々違うことは分かっていたので、インテリアコーディネーターに内装のアイデアを主導してもらって決めました。(妻)

・初めは内装の色などについて夫と意見が分かれましたが、「その色だと汚れが目立って掃除が大変だから」と理由を言うと、全部私の意見を尊重してくれました。(妻)

一方、妻と子どもの意見を無視して自分の意見を押し通したために、13年後に償うことになった方もいます。やはり互いの意見の相違は、最初の段階で解決しておくことが重要ですね。

・妻と子供たちは白い床を希望したが、私が「ダークブラウン」を押し通したためにキッチンや洗面所が黒い床になってしまった。妻は「毎日立つ場所なのに暗くて気が滅入る」と言い続け、13年後に200万かけてすべて明るい色にリフォームしました。(夫)


新たにかけた費用は、
1位30万円以上〜100万円未満が約半数、
2位10万円以上〜30万円未満、3位100万円以上という結果に。
マンション購入費以外で必要な予算の目安にしてください。

インテリア選びで多少意見の相違があったとしても、インテリアや、新規購入する家具・家電などの予算をあらかじめ決めて、予算枠内に収まるように優先順位を考えている人が、自由回答では目立ちます。

夫は高くてもいいものタイプ、私は金額を抑えたいタイプなので、マンションの予算から家具選びまで、ひとつひとつの意見調整が大変だった。見ているとどんどん追加したくなってしまうが、きちんと予算を決め、必要なものを絞っておいた方が良いと思う。(妻)

・購入時のオプション(収納スペースやバルコニーのタイル、エコカラットの壁など)をどこまでつけるのか悩んだが、2人で予算を相談して決めて、その予算内に収まるようお互いに希望する優先順位を決めてオーバーするものは諦めた。(夫)

思ったよりも意見が分かれることは少ない?意見の相違第1位は「住むエリア・立地」


「意見が分かれた」というご夫婦は予想より少なく、たったの8.1%でしたが
「意見が分かれた」という161名の方に、その理由を聞いてみました。
1位・住むエリア・立地、2位・予算、3位・間取り、4位・内装という結果に。

意見が分かれてしまうのは仕方がないこと。万一意見が分かれた場合にも、きちんと代替案や相手が納得出来る理由を提示して解決している点が、皆さんお見事です。

・駅から遠い物件、歩くのが苦手の妻。だけど、電動自転車購入で合意。(夫)

・予算で意見が分かれたが、第三者であるファイナンシャルアドバイザーの意見を取り入れて夫婦で合意できた。(夫)

間取りに気を取られがちだが、一番重要な事は周辺環境(明暗・音・空気・生活全般)。間取りはあとで工夫できるが、周辺環境は自分たちでは変えられないから。(妻)

購入者からのアドバイスは「優先順位」「譲れないポイントの確認」


「マイホーム」という共通のゴールに向かい、互いの優先順位を決めておくことが大切。

最後に回答者の皆さんから、マンション購入検討者へのアドバイスをいただきました。

・100%満足する物件はないので、「優先順位」を決めること、あとから変えられない点を優先すること、が重要だと思う。(妻)

「妥協できるポイント」と、「譲れないポイント」を明確に(優先順位をつける)しておくこと。(妻)

数多くのモデルルームへ一緒に行き、お互いの「譲れないポイント」を確認しておく。(妻)

・人生100年時代。そうそう買い換えられないし、新築物件なら設計・施工がしっかりしている物件を選ぶとよいと思う。(夫)

・やっておいて良かったことは、マンション購入に関してのセミナーをあちこち回り、自分の手の届かない(笑)新築マンションであっても、モデルルームをいろいろ見て回って知識を増やしてから、自分の買える範囲で適したマンションを選んだ。(夫)

購入のポイントを共有すること。①駅から近い(何分)②資産価値(住居する方々の生活水準など)③間取り④購入価格などから、ベスト3項目を共有しておくとスムーズでした。(夫)

マンションを購入したみなさんからのアドバイスは、「優先順位」「譲れないポイント確認」「モデルルーム回り」「第三者の活用」が目立ちました。

夫婦の意見調整に第三者の視点を活用するのもひとつのアイデアですね。ファイナンシャルプランナーや購入アドバイザーといった第三者の意見も積極的に活用したいものです。

マンション購入比較検討表を、ご夫婦で自作して検討、新築マンション購入に至った過去記事もあわせて参考にしてみてください。奥様が自作された「エリア別子育て支援制度の比較表」は必見です!

また、夫婦間で人生の優先順位や価値観を日頃から共有しておく大切さを指摘する女性も目立ちました。これはとても大切なことですね。

人生の優先順位や金銭感覚を、日頃から話し合っておくこと。今回は郊外の自宅があるなかで、私(妻)の通勤用自宅マンションの買い増しでした。二重生活になるのでかなり迷いましたが、時間の大切さやマンション生活を楽しむことで、購入資金の分担を夫婦で合意できました。(妻)

・お互いに譲れないもの、優先順位を明確にしておく。100%お互いが満足することは無理と割り切ることが大事だし、意見が割れるなら買うべきではないということ。いい物件に出会えばお互いがそう思うはず。(妻)


今回は、マンションを購入した、いわば人生の先輩の意見をアンケート結果から抽出してみました。ぜひ、皆さんのマンション購入の参考にしてください。

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記事監修:マンション・ラボ

2020年5月28日

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