結婚式場選び以来の重大問題!新婚ご夫婦のマンション選びは何が大変?

MAJOR'S Column

2016年11月29日

結婚を機に、マンション購入を検討中の新婚ご夫婦にお話を伺いました。現在、マンション選びを模索中のご夫婦のお悩みは、マンション購入検討者には共感できる部分が多いかもしれません。

40代の新婚ご夫婦がマンション購入を真剣に検討する訳とは?


JR常磐線・東京メトロ千代田線が乗り入れる「綾瀬」駅は、都心へのアクセスがよく、
ファミリー層に人気のエリアです。

今回お話を伺ったのは、結婚して1年の新婚ご夫婦です。ご主人はマスコミ関係の会社勤務、奥様は結婚を機に今年の春に退職されたばかり。現在お住まいの場所は、奥様の実家近くにある足立区・綾瀬の賃貸マンションです。お二人は現在、ご主人の勤務先へも1本で行ける千代田線沿線の始発駅「綾瀬」駅エリアで、分譲マンション購入を検討しています。

Sさん(妻) 私は彼と結婚するまで一戸建ての実家にずっと住んでいたので、昔からマンション生活に憧れていました。1階と2階で生活が分断されることなく、家族がワンフロアで一緒に暮らせるのも、マンションの良い点ですよね。母も「年をとると階段の上り下りが大変だからマンションの方がいいわよ」と、マンション購入に賛成してくれています。

会社員時代は同僚からよく足立区ネタの冗談を言われましたが、足立区は子どもの頃からずっと住んでいる街なので、住みやすく、人情もあって、買い物も便利で住み心地のいい場所だと思っています。

Sさん(夫) 僕も独身時代に一時期マンション購入を考えて、パンフレットなどを取り寄せまくっていたことがあります。当時は一人暮らしで小さい部屋でよかったので都心で探していましたが、現在とは条件が違いますから悩みますね。結婚した今は、将来子どもが欲しいし、子育てのことを考えると2LDK・70㎡以上の広さは欲しいです。

今だと住宅ローンの金利も安いし、賃貸の家賃をこのまま払い続けるのももったいない。いま住んでいるのは、木造の賃貸メゾネットで、「足音などがうるさい」と、近所から指摘されることがありました。子どもができたらさらに音は出るでしょうから、それも引っ越ししたい要因のひとつですね。

結婚、住宅ローンの金利の安さ、まわりにマンションが続々と建設されていることなど、さまざまな要素が重なって、マンション購入を真剣に考えるようになったお二人です。

暮らすなら、子育て仲間がいるマンションコミュニティがいい!


子育て世代の仲間がいるマンションライフならば、親も子どもも安心ですね。

——マンションライフに期待していることは、どんな部分ですか?

Sさん(夫)以前、大規模開発のマンションを見たことがあるのですが、敷地内のきれいに整備された公園で、子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿が凄くいいなって感じました。マンションに子育て仲間みたいなコミュニティがあると、きっと子育てもしやすいでしょうね。

働いているので、やはり24時間ゴミ出しができて、セキュリティもしっかりしているのが安心です。ただ、うちの奥さんは、マンションの最新設備はあまり心に響いてこないみたいです(笑)。

Sさん(妻)新築マンションには最新設備が整っているので、その点は、最近ではあって当たり前なのかなと思って安心しています。それより、二人が一緒に過ごす時間の長いリビングが広くて開放感あふれる雰囲気のマンションにこだわりたいなと思って。

それと、東日本大震災の時に、高層オフィスの非常階段から避難する際に足がガクガクした経験があるので、マンションに住むなら自分が歩いて逃げられる10階位までかな、と思っています。

タワーマンションにも憧れるけれど、住むなら低層の小規模マンションの方がいいという奥様。お二人で、モデルルームへも出かけているそうですが、現実の問題と直面して、どうするべきかお悩み中だそうです。

マンション選びは、二人の意見が対立しそうな予感!?


「絶対新築マンション!」と好みが明確な奥様。意見が分かれても仲良しな二人です。

Sさん(妻)駅前の新築物件はほとんど見たのですが、予算や理想のリビングイメージとうまく合わなくて、いまひとつピンとこない状態です。私の理想の、開放感溢れる広いリビングを求めるなら、駅近物件はあきらめて、徒歩15分圏内とか、少し駅から離れたエリアにするべきなのでしょうね。販売会社の方からは、2年後の2018年末には、「北綾瀬」駅が千代田線直通運転の始発駅になる予定なので、そちらも検討してみてはどうかとアドバイスされました。「綾瀬」駅だけにこだわらず、沿線でエリアを広げていくのかどうかも悩みどころです。

Sさん(夫)僕は、新築にこだわっていなくてリノベーションができれば中古マンションでもまったくかまわないのですが、彼女は断然新築マンション派。それから南向き信者でもあるよね(笑)?

Sさん(妻)だって高い買い物だし、新築マンションの方が気持ち良い気がします。やっぱりモデルルームを見ていると、気分も高揚してワクワクしてきますよ。

Sさん(夫)つきあってから初めての大きな意見の対立は、結婚式場選びでした。今度は、マンション選びが、その時以来の大きな問題になりそうな予感がしています(笑)。

まあ、こうやって人生最大の買い物である家選びについて真剣に話し合うことで、お互いの考えがわかって、二人の関係がさらに深まっていくのかなという気もしていますけどね。

夫婦とはいえ、考え方や希望が異なるのは仕方のないこと。その点については、よく話し合って、お互いの接点を見つけていくべきなのだと、お二人ともちゃんとわかっていらっしゃるのですね。

「早く買わないと、おじいちゃんになっちゃう!」42歳の住宅ローン問題

——いつ頃までに購入したいとお考えなのでしょうか?

Sさん(夫)自分が今42歳という年齢なので、早めに住宅ローンを組んでおきたいですね。どうせ買うなら早く買わないと、おじいちゃんになっちゃいますし(笑)。できれば、2〜3年以内には買いたいと思っています。

——購入してからの話ですが、将来は住み替え派ですか? それとも永住派ですか?

Sさん(妻)購入したら、きっと住み替えることはなく、永住することになると思います。JRが乗り入れている駅は、資産価値が下がらないという話を聞いたことがあるのですが、私達は今住むマンション探しに必死なので、将来の資産価値にもあまり興味がなくて。

それよりも、皆さん、どうやってマンションを選んでいるのか、決めるポイントが知りたいです。どこで選べばいいのか、決め手がわからなくて悩んでいます。自分の希望がすべて叶う100点満点のマンションなどないのはわかっているのですが、何を優先して決めるべきなのかがわからないのです。

Sさん(夫)結婚したばかりで、まだ二人の人生のコンセプトが定まっていないせいかもしれません。子どもは欲しいけれどまだ生まれていないし、もしすでに生まれていたら、子育て優先でエリアや広さといった条件を具体的にどんどん決めていけると思うのですが、今はなんとなく次のライフステージまでの“はざま期”な気もしています。

お二人のお悩みは、モデルルームに行ってもどこを見るべきなのかわからないこと、これさえチェックしておけばいいという明確なポイントがないことだとおっしゃいます。溢れるほどあるネットの情報も、悩みを増加させているのだとか。


きっとどこかに運命のマンションが二人を待っているに違いありません!

Sさん(夫)今は、考えれば考えるほど選択肢も増えて、余計に決められない状態に陥っている感じです。二人の将来のことを見通した上で、信頼できる第三者的な存在の人に相談できるといいのかもしれませんね。

Sさん(妻)今日悩んでいることを吐き出したから、また新たな視点で考えていけるかもしれません。いろいろな人に話を聞いてもらうことも必要なのでしょうね。

マンション選びは、情報がありすぎてもかえって悩んでしまいがちなものです。すでにマンションを購入した先輩に、選んだポイントや決め手、購入してからの住み心地を聞いてみるのもひとつの方法です。
また、マンション選びを中立的にアドバイスする第三者的な専門家に相談してみると、マネープランも含めて、二人の理想のマンション像が具体化していくかもしれません。
そこで、以前MAJOR’S Columnでご紹介したマンション評論家のマンションマニアさんに、お二人が相談に行くことになりました。その様子も次回記事でレポートしますので、ぜひお楽しみに!

【次回記事】
⇒マネーと住まいのプロに聞く賢い選び方!マンション購入検討中の新婚ご夫婦相談体験レポート

Sさんのご主人がいいなと思ったマンションコミュニティでの子育てについては、以下のような記事があります。ぜひ皆さんも参考になさってみてください。

⇒【住民座談会・子育てママ編】メッセや“子ども便”が行き交う、タワーマンションの長屋的お付き合い

⇒MAJOR7で「足立区」近辺の物件を見てみよう!

取材内容は2016年11月29日現在のもので変更になる可能性があります

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