おうち起業でオン・オフの使い分け、アイシングクッキーデザイナー煤賀葉子さんの職住一体マンションライフ

MAJOR'S Column

2019年9月30日

湘南・茅ヶ崎で「アイシングクッキー&フラワーケーキ&デコもち教室 Hako’s」を主宰する煤賀(すすが)葉子さん。2人の姉妹を育てる傍ら、親子やキッズも楽しめるスイーツレッスンを自宅マンションで教えていらっしゃいます。オンとオフの切り替えのコツや、職住一体型マンションライフの魅力を語っていただきました。

景色の良さに魅了されてマンション購入を決めた


アイシングクッキーデザイナーの煤賀(すすが)葉子さん。

煤賀さんは、12年前に購入した3LDKの新築マンションに夫・2人の娘の4人暮らしです。湘南エリアの駅から少し離れたロケーションにあるこのマンションを選んだのは、夫の車通勤に便利な各戸駐車場付き、防犯面でも安全な環境であること、そして窓から見える景色の良さでした。

——マンション購入のきっかけは、どんな理由からでしょうか?

煤賀さん結婚してから賃貸マンションに2人で住んでいたのですが、まだ子どもは生まれていなくて、犬を飼いたかったことも理由のひとつでした。夫が地元生まれで友人も多いので、茅ヶ崎エリアで住まいを探すことは最初から決めていました。ただ「ゆくゆくは購入したいね」とは言っていたものの、すぐ購入するつもりではなかったのです。チラシを見て何気なく立ち寄ったこのマンションのモデルルームがとてもステキだったので決めました(笑)。

防犯面で安心できる点からマンション派だったという煤賀さん。他に駅近くの新築マンションや中古マンションも見ましたが、この景色の良さは得難いものだと感じて決定に至りました。


景色が気に入って購入した、湘南の海が見渡せるマンション。
晴れた日には、富士山も見えるそうです。

煤賀さん出来上がって内見のために部屋へ入ったら、きれいな夜景が目に飛び込んできて「買って良かったな〜」と思いました。引っ越した当初しばらくは、犬と一緒にベランダで日がな景色を眺めて過ごしていたほどです(笑)。

煤賀さんのマンションは、各戸さまざまな間取りのバリエーションがあるタイプでした。眺望の良さにこだわって、リビングダイニングの一面がすべてバルコニーに面したワイドスパンの部屋タイプをチョイスされたそうです。ペット可マンションで念願のペットも飼えることになり、各階のゴミ置き場や各戸までの新聞配達など、サービスや管理面でもとても満足していると煤賀さんは言います。

アイシングクッキー教室を集会室や自宅でスタート


煤賀さんのアイシングクッキー作品。
季節のイベントや記念日のギフトとしても人気です。

その後、2人の娘さんが誕生。煤賀さんは専業主婦として子育てをしてきましたが、長女が幼稚園に通う頃に、1冊のアイシングクッキー(粉糖と卵白で作ったアイシングクリームで、さまざまな色や形のデコレーションを施したクッキー)の本と出会い、独学の勉強が本格化していきました。

煤賀さん元々ものづくりが好きだったということもありますが、アイシングクッキーのお菓子づくりなら、子ども達も一緒に作って喜んでくれると思いました。当時はアイシングクッキーの教室が少なく、あっても子連れでの参加は不可だったので、独学で学ぶしかありませんでした。そのうち憧れの先生に出会い、子どもを預けて基礎から勉強するようになりました。


自宅のリビングダイニングで、アイシングクッキーレッスンを行う煤賀さん。

アイシングクッキーの技術をマスターして、自分の教室を主宰するようになった煤賀さん。アイシングクッキーだけでなく、金太郎飴のような絵柄入りおもちの「デコもち」、フラワーケーキ、アイシングデコなど、バラエティ溢れる煤賀さんのレッスンは、たちまち湘南エリアで予約の集中する人気レッスンに! 煤賀さんのお子さんが小さい頃は学びたいレッスンに行けなかった経験から、子連れレッスンやキッズ向けレッスンなども積極的に企画しています。

煤賀さん最初はマンションの共用施設の集会室を利用して、教えて欲しいという生徒さんに向けてサークル的なレッスンを始めました。同じマンションの友達が友達同士で誘い合って一緒に参加してくれたこともあります。うちのマンションはサークル活動が活発で、レッスンを開催することは問題ありませんでした(※)。集会室なら、自宅から必要な物を運べばよくて便利ですし、何より自分の子どもと一緒にいられます。お子さん連れで参加する生徒さんには、おもちゃやクッションを用意して、目の届くところで子ども同士を遊ばせておけるように配慮しています。
※お住まいのマンションの管理規約によって異なります。必ずマンションの管理組合に事前確認してください。

煤賀さんのマンションでは、住民専用のホームページで集会室や来客用駐車場などの共用施設の空き状況を確認して予約申し込みができます。煤賀さん自身も、集会室を使ったフラダンスのサークルに親子で参加して、いまフラを学んでいるところだそうです。マンションが学びの場として活用されてるのがステキですね。


レッスンの材料は、作業テーブルとして活用するダイニングテーブル近くの棚(下段)に収納。
見えないようにボックス収納することで、オン/オフどちらの時間も気になりません。
「並んでいるボトルは、夫の趣味のリカーコレクションです」と煤賀さん。

集会室以外に、煤賀さんは自宅のリビングでも少人数向けのレッスンを行っています。レッスン後にテーブルセッティングをして、生徒さんとティータイムを楽しむなど、よりアットホームなスタイルのおもてなしにはぴったりでした。

煤賀さん自宅をレッスンに開放することについては、夫とも話して決めました。最初はお互いにとまどいもありましたが、いまはうまくオンとオフを切り分けられるようになり、夫も応援してくれています。どのように教室仕様としてリビングダイニングを活用するか、お片づけのプロにも相談してレッスン道具の収納を考えました。テーブル横の棚に、レッスン道具をボックス収納して、ふだんは見えないようにし、終わったらすぐ片付けられるようにしています。


ダイニングテーブルでアイシングクッキーを作る煤賀さん。
ニュアンスカラーの美しさが、煤賀さんの作品の魅力です。

レッスンでは、オープンスタイルのキッチンカウンターを使って、赤ちゃんをおんぶしながらアイシングクッキーを作る生徒さんもいるそうです。「作る楽しさや、作ったものを贈って笑顔で喜ばれる嬉しさを、一人でも多くの方に感じて貰えれば」と煤賀さんは言います。

敷地内のホールや公園で子どもを遊ばせられるのが安心


こんなにかわいい作品をお母さんが作ってくれるってステキです。
子ども達も大喜びですね。

——オフタイムのマンションライフはどのような感じでしょう? マンション内にお友達はいらっしゃいますか?

煤賀さん同じマンションにはちょうど娘たちと幼稚園の頃から同級生のお子さんがいて、一緒に育ってきたような感覚で仲良くしています。お互いの家へ遊びに行ったり、夏は敷地内にある公園のじゃぶじゃぶ池で遊んだりしています。1階にあるガラス張りのホールを子ども向けに開放してくださっているので、そこでお友達と遊んだりすることも。オートロックの棟内に遊ばせる場所があるので安心できます。

——教室を主宰しているオンタイムと、家族とのオフタイムをうまく切り分けるコツは何でしょう?

煤賀さんレッスンで生徒さんがいらっしゃるので、リビングダイニングや洗面所は生活感を感じさせないように常にきれいに掃除するようにしています。レッスン道具をすぐ片付けられるボックス収納にしたこともあって、常にきれいなお部屋状態がキープできるのは、家族とのオフタイムにもいい効果がありますね。
また、リビングダイニングに隣接した和室があり、レッスンのときはふすまを閉めておけば、見られたくないものをしまったりプライベートを保つことができます。和室があったおかげで、子どもが小さくて部屋が散らかりがちになるときも、生徒さんを迎えて自宅レッスンが出来ました。レッスンがないときは、襖を開けてリビングダイニングと一体化した広い空間として使い分けができるのも便利です。
あとは、夫の趣味のリカーコレクションを尊重するようにするなど、お互いのエリアを大切にすることでしょうか。

職住一体型で良かったのは、自分の働く姿を子どもに見せられること


マンション購入のきっかけのひとつは、犬を飼いたいことでした。
入居と共に暮らすようになったペットのノイリーちゃんは、いまや12歳。
ノイリーちゃんもバルコニーでのひなたぼっこが大のお気に入りです。

——職住一体型のマンションライフで良かったことは何ですか?

煤賀さん私が働いている姿を、子どもたちに間近で見せられることですね。新作を研究するときには、キッチンで子ども達と一緒に試作します。子どもたちも「先生をしているママ」を見ているのが嬉しいみたいです。一生懸命ににものづくりをする姿勢や、生徒さんが笑顔で学ぶ姿を見て何か感じてくれると、私も嬉しいです。子どもが小さいうちから始めるには、いまのような職住一体型のスタイルがベストだったなと思います。


2人のお子さんたちとペットのノイリーちゃんは、陽あたりの良いバルコニーが大好き。
外が見渡せるガラス張りのバルコニー柵は、子どもが外の景色を見ようとして
無理によじのぼる危険が少ないので安心できるそうです。

——最後に、これからマンション購入を検討しているご夫婦や子育て家族へのアドバイスをいただけますか?

煤賀さん私たちがマンションを購入した頃は、まだ子どもが生まれていませんでした。将来お子さんが生まれたとき・成長したときのことまでライフプランを考えて、間取りや部屋数・収納について考えておくと良いと思います。また、将来的に職住一体型のライフスタイルを考えるなら、家族でよく話し合って理解を得て、ベストな環境を整えるとよいでしょうね。


煤賀さんのように、いま自宅で仕事を始める「おうち起業」が人気です。子育て中の方には、お子さんと一緒にいながら仕事ができるというのが嬉しいですね。
煤賀さんの住み方を職住一体型のライフスタイルのお手本として、マンション選びの参考にしてみてください。

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アイシングクッキーデザイナー 煤賀(すすが)葉子さん

2児の母として子育てをする傍ら、起業して「アイシングクッキー&フラワーケーキ&デコもち教室 Hako’s」を主宰。「スイーツで毎日をHappyにしたいママを応援」をコンセプトに、湘南・茅ヶ崎を中心にレッスンやワークショップを開催している。

⇒アイシングクッキー&フラワーケーキ&デコもち教室 Hako’s

⇒ブログ

記事監修:煤賀葉子

取材内容は2019年9月30日現在のもので変更になる可能性があります

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