市内の公園の数は約400ヶ所!豊かな自然環境と活発な市民活動が融合する街・府中

東京都のほぼ中央に位置する府中市は、新宿から京王線特急で22分。武蔵国の国府としての歴史と文化、浅間山などの豊かな自然と多摩川に恵まれた街です。今回は、府中市市民活動センター プラッツで働く運営スタッフの方々に、府中の街の住みごこちを語っていただきました。

府中のいいこと・いい活動が集まる市民活動センター プラッツ


府中市市民活動センター プラッツの5階は、広々としたワンフロアに
フリースペース、カフェ、キッズスペースなどがあります。

府中市市民活動センター プラッツは、2017年に京王線府中駅前ビル「ル・シーニュ」5階・6階に開設されたばかりの市民スペースです。商業施設が入った便利な駅前ビル内というロケーションもあり、普段から大勢の市民で賑わっています。

プラッツは、市民活動や市民協働を積極的に推進するために、さまざまな講座・イベント、ボランティア情報を市民に提供している場です。なにより、さまざまな年代のグループがフリースペースで活発に議論している様子に、府中市民の熱気を感じました。


プラッツ運営グループの大迫典子さん、藤井麻由美さん、
春山翔さん、田代美香さんにお話を伺いました。

——プラッツでは、さまざまなイベントが開催されていますね。

田代さんプラッツ主催では、大体年に150回位の講座、相談会、ガイダンス、イベントなどを開催しています。キッズスペースは、ふだん自由にお子さん連れで使用していただけますので、買い物の途中でお子さんを遊ばせに来るお母さん、お父さんたちもいます。


毎週月曜日の夕方にプラッツで開催している「勉強カフェ」では、
ボランティアの大学生が、中高生の勉強や学校生活に関わる質問に答えてくれます。

昨年11月開催の「府中市民協働まつり」で、
府中市のいいところ・好きなお店の投稿を呼びかけて集まった
「府中いいとこ自慢」マップ。
富士山の見えるスポットや駅前中華など、みんなのコメントに府中愛を感じます。

府中が大好きだから、府中に戻って来る人も多い


府中市出身の大迫さんと春山さん。

——皆さんは、府中に暮らして長いですか?

春山さん僕は、生まれてからずっと親と一緒に府中のマンションに暮らしています。100戸ほどのマンションですが、都心へのアクセスが良いこともあって、いまでも子どもの頃からの同級生が住んでいます。働いているから会う機会は少ないですが、顔を合わせると昔通りです。住民同士も顔なじみが多いし、防災訓練も定期的に行っているマンションでコミュニティがしっかりしていますね。

大迫さん府中生まれの人って府中が大好きだから、親とそのまま暮らしている人が他市に比べて多い気がします。一度家を出ても、実家のある府中に戻って来るという話を聞きます。

藤井さん私は府中に引っ越してきたのですが、市内の公園の数は約400ヶ所。遊具や広場のある都立府中の森公園や、夏には水遊びが楽しめる府中市郷土の森博物館内の水遊びの池などがあって、4人の子どもたちは自然を満喫しています。地域の人も、お祭りなどがあると子どもをあたたかく迎えてくださるので、引っ越してきてもお子さんがいると地域に溶け込みやすいと思いますよ。また府中には、東京都立多摩総合医療センター併設で24時間救急診療を受け付けている東京都立小児総合医療センターがあるので、小さいお子さんのいる家庭は心強いと思います。

歴史と伝統、古来から伝わるくらやみ祭り、酉の市


関東三代奇祭のひとつ、「くらやみ祭り」のお神輿。
毎年ゴールデンウィーク期間中の7日間にわたって大國魂神社周辺でさまざまな行事が開催されます。
夜の旧甲州街道を馬に乗った騎手が往復する競馬式(こまくらべ)、
20台の山車が巡行する山車行列、子ども神輿など。
最大の見所は「おいで」と呼ばれる8基の神輿渡御。

——府中は、お祭りも多いと伺いましたが?

田代さん神話の時代まで遡った1,000年以上の歴史があると言われる大國魂神社で、5月に「くらやみ祭り」という伝統あるお祭りが行われ、毎年70万人ほどの観客が訪れます。他にも、秋には各地域で収穫祭、夏の盆踊りやよさこい祭り、酉の市と、市内では年中お祭りをやっている気がしますね(笑)。

春山さん僕も今年は「くらやみ祭り」のお神輿を担ぎました。最近では、地元の東京農工大学や東京外国語大学の学生たちを担ぎ手として受け入れている地域もあります。
この春には、くらやみ祭りを通して地域の人々と交流する主人公を描いた『くらやみ祭の小川さん』という、府中を舞台にした映画が公開されます。府中の人が大勢撮影に参加・協力していたので、みんな公開を楽しみにしています。

市民の草の根活動が、府中の文化を豊かに育む


大迫さんが地域の人に呼びかけて続けているハロウィンイベント。
迎える家の方も、訪れる子どもたちも楽しそうですね!
近くの地域包括支援センターの協力も大きな支えとなっています。

——大迫さんは、地域のハロウィンイベントを7年も続けていらっしゃるとか?

大迫さんきっかけは自治会でハロウィンイベントを呼びかけて実施したことです。その後は、近所の若いお母さんたちの協力もあり、毎年続けています。毎年60人ほどの仮装をした子どもが、協力を申し出てくれたお宅10数軒を回ります。ご近所の方も、特別養護老人ホーム(地域包括支援センター)のお年寄りや職員の方も、楽しみにしてくださっていて、縁側でお茶を飲む感覚で近所の人同士が知り合える機会になればいいなと思って続けています。

府中は、市民一人ひとりが自然な形で、市民活動を行っているようです。今日もプラッツには、府中で市民活動をしている方々がいらしてたので、皆さんに活動を紹介していただきました。


府中の農家や生産物を応援するミニコミ誌「府中はたけ日和」を市民有志で発行する荒川さん。
無料配布の冊子は、農家の取材や府中野菜を使うお店の紹介など、毎号読み応えたっぷり。
府中の農地は減ってきていますが、生産量は回復傾向にあるそうです。

府中で子育てを楽しむための情報サイト「てくてく府中」を運営するママチャーリーズの今吉陽子さん。
子どもの一時預かりや子育て相談情報が満載。
現在クラウドファンディングで「府中子育てマッププロジェクト」の支援募集中です。

府中市内44カ所に内外のアーティスト作品を展示した芸術祭「フェット FUCHU TOKYO 2018」や、
多摩の映像作家の作品を無料上映する「フチュウ・フィルム クロニクル」を企画開催。
ご自身もアーティストであるArtist Collective Fuchuの芝辻ペラン詩子さん。

田代さん府中市ではマンション建設が増え、子育て家族を中心に人口が増加しています。「てくてく府中」さんもそうですが、子育てを応援したいという行政や団体の活動が多いので、府中に引っ越してきたら、子育てや暮らしの情報収集、市民活動の出会いの場としてプラッツを活用してください。

府中在住の方に住みごこちを伺いました!


星谷さんのオススメは、府中の森公園のテニス場。
ママ友と初テニスを始めたら楽しくて、
夫を誘って二人でもテニスに行くようになったそうです。

次に、妊娠をきっかけに府中のマンションを選んだ子育て中のママ、星谷さんにお話を伺いました。星谷さんは、夫とお子さん2人の4人家族です。

——通勤などのアクセスはどうですか?

星谷さん新宿から京王線特急で府中まで22分。都内で働く夫は約1時間の通勤時間で、夜は指定席制の京王ライナーが府中に停まるので、その点でも府中で良かったです。私は、自転車で通える職場で働いています。マンションは、駅、生涯学習センター、公園、図書館などが徒歩圏で近くて生活面でも便利です。

——マンションの住み心地はいかがですか?

星谷さん管理員さんが、マンションをいつもきれいに保ってくださっていて気持ち良いですね。24時間ゴミ出し可能で宅配ボックスがあるのも助かります。敷地内にある自転車置き場は、子どもたちを乗り降りさせるのにも余裕ある広さで、満足しています。

——府中の子育て事情はいかがですか?

星谷さん府中には、気さくな優しい方が多い気がします。自然の豊かな府中の森公園があり、東京競馬場が一般開放されたりと、小さい子どもが思いっきり遊べる環境があるのも良いと思います。

東京都府中市ホームページ


府中は、市民一人ひとりがそれぞれのテーマで市民活動に取り組んでいて、活気のある街だと感じました。お祭りやアートイベント、市民活動をきっかけに、府中の街を探索してみませんか?

【MAJOR7で府中市のマンションを見てみよう!】

府中市市民活動センター プラッツ

2017年、京王線府中駅前ビル「ル・シーニュ」5階・6階に開設。市民活動団体の登録や相談、起業支援、情報収集、会議室などのレンタルスペース、キッズスペース、カフェが利用できる施設。府中市の施設ですが、市外の方も利用可能。

府中市市民活動センター プラッツ

記事監修:府中市市民活動センター プラッツ

取材内容は2019年1月31日現在のもので変更になる可能性があります

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