マンショントレンドレポート Vol.09東京スカイツリー開業で変わる押上・墨田周辺エリア

Vol.9東京スカイツリー開業で変わる押上・墨田周辺エリア

東京スカイツリーの誕生する町「墨田区」と、その隣の「台東区」を紹介。どちらも深い歴史に彩られた多種多様な文化が魅力的です。
また、東京スカイツリーを着工時から見てきた『枕橋茶や』さんにお話しを伺います。
東京スカイツリーが完成するその前に、このエリアの魅力を体感してみませんか。

vol.9 東京スカイツリー開業で変わる押上・墨田周辺エリア
今、注目を集める墨田区・台東区を紹介 深い歴史を持ち、現在でも昔ながらの文化が色濃く残る下町情緒のある地域
地元の方が見る、変わりつつある町 着工時から東京スカイツリーを見守り続ける「枕橋茶や」のオーナーへのインタビュー
東京スカイツリーのある未来は? 観光客も増え始めた押上・墨田エリア。周辺環境の整備が進むこのエリアの未来とは

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今注目を集める墨田区・台東区を紹介

隅田川より向島方面を臨む(2010年9月撮影)
隅田川より向島方面を臨む(2010年9月撮影)

古くは伊勢物語や更級日記にも登場する隅田川に縁深い墨田区。隅田川の堤の通称である墨堤から『墨』を、隅田川から『田』を取って「墨田区」と呼ばれるようになったそうです。
東京スカイツリー建設に沸く墨田区ですが、この地域の歴史は深く、平成となった現在でも昔ながらの文化が色濃く残る下町情緒ある地域です。

現在でも100名近くの芸妓を抱える向島の花街は、料亭が立ち並び夜となれば芸妓がそぞろ歩く姿も見られる風光明媚なエリア。
この雰囲気に惹かれて他地域から移り住む人も多いとか。
歴史の舞台にも度々登場する両国は墨田区内では南部に位置します。
両国国技館のある相撲の町として全国的に名前を知られており、町のいたるところで相撲部屋やちゃんこ店を見ることが出来ます。
また、勝海舟の生誕の地としても有名であり両国公園内には勝海舟の碑が見られます。

両国公園内にある「勝海舟生誕之地」の碑(2010年9月撮影)
両国公園内にある「勝海舟生誕之地」の碑(2010年9月撮影)
観光客で賑わう浅草・仲見世
観光客で賑わう浅草・仲見世
浅草寺を始め、神社仏閣が多い下町エリア
浅草寺を始め、神社仏閣が多い下町エリア

隣の台東区に目を移しましょう。東京で最も古い市街地のひとつとして有名な台東区は、日本の代表的な観光地である浅草や上野公園を抱える観光地のメッカ。毎日、国内外を問わず多くの観光客で賑わいます。
下町ならではの人情味あふれる人と人とのつながりも魅力のひとつ。
『町会』の文化が残っている、23区内では数少ないエリアであり、温かい近所づきあいが期待できそうです。
神社仏閣も多いこの下町エリアは、お正月やお花見、お祭りなどの四季折々の伝統文化を身近に体感できる、日本の四季のうつろいを肌で感じられるエリアと言えそうです。


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地元の方が見る、変わりつつある町

枕橋のたもとにある「枕橋茶や」(2010年9月撮影)
枕橋のたもとにある「枕橋茶や」(2010年9月撮影)

2008年6月、ちょうど東京スカイツリーの着工式が決定した日にオープンした『枕橋茶や』。旧小梅庭園前、枕橋たもとから東京スカイツリーを見守り続けるオーナー、小林さんにお話しを聞きました。

「東京タワーの333メートルを抜いたあたりから、お客さんが増えましたね。浅草に観光に来た方が、今話題だから東京スカイツリーにも行ってみよう、という感じですね。」 「関東圏だけではなく北海道や四国から来た、という方もいらっしゃいます。あと、海外の方も増えましたね。」
「元々、魅力的な町なんですよ。人情味があって、子供からお年寄りまで元気で仲が良い。下町は時間の流れが違う、って言う人もいますね。そんな町のシンボルとして東京スカイツリーが建つというので、多くの注目を集めている。この機会に町の魅力もアピールしていきたいなと思っています。」

「墨田区では、歩いて楽しさを見つけることができるんじゃないかなって思うんですよね。今は減っているけれど、昔は町工場が多かったんです。その名残は町の至るところに残っていて、ぶらぶら歩いていたら突然、調理道具の卸問屋さんがあったり。下町の魅力に惹かれて引っ越してきた新進気鋭のクリエイターさんが開いたカフェがあって、そのカフェが古民家を利用した作りになっていたり。今あるものを再利用して新しいものを作っていく。これって、とても良いことだと思いますね。」

「東京スカイツリーや浅草を訪れたら、是非、下町の町歩きも楽しんで欲しいですね。訪れた方なりの楽しみ方ができる地域ですから。東京スカイツリーを基点にした下町エリア、これから面白くなっていくと思います。」

毎日、多くの観光客と接している小林さんの言葉は、東京スカイツリーを基点として、確かに地域全体が盛り上がってきていることを感じました。この地域は、昔から脈々と育んできた文化・歴史があるからこそ、新しいものを受け入れる懐の深さがあり、多くの人たちがその魅力に気が付き、集ってきているのだと感じます。

「枕橋茶や」のオーナー 小林素子さん
「枕橋茶や」のオーナー 小林素子さん
枕橋茶や
『枕橋茶や』

名物の牛すじまんをはじめ、美味しい料理と飲み物をいただける茶屋さんです。

  • 住所 東京都墨田区向島1-2-1
  • 電話番号 03-3623-7636
  • 営業時間 10:00~17:00
  • 定休日 月曜日・火曜日

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東京スカイツリーのある未来は?

多くの観光客が訪れる東京スカイツリー(2010年9月撮影)
多くの観光客が訪れる東京スカイツリー
(2010年9月撮影)

50年に一度の建築物といわれる東京スカイツリー建設現場周辺では、その成長記録をカメラにおさめようと観光客や地元の方が集まり、2012年春の開業を前に大きな盛り上がりを見せています。
そして、この東京スカイツリーの建設を中核に、様々な商業施設や周辺環境の整備も進み、押上・墨田周辺エリアでは、長い間培ってきた文化を大切にしながら、大きな変革期を迎えています。

それでは、東京スカイツリーの開業後にはどのような生活が待っているのでしょうか。次のページでは開業後の未来を覗いてみます。

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