「住んでみたい街アンケート2017年」第5位・目黒の街の住みごこちについて、JR目黒駅を中心に半径500ｍ範囲内に特化した情報を発信するwebマガジン「目黒駅前新聞」さんにお話を伺いました。皆さん、JR目黒駅は品川区にあるってご存じですか？　他にもいろいろなお話をお伺いしましたよ！

目黒駅前は、駅前再開発事業の完成で活気づいている！

「住んでみたい街アンケート2017年」第5位の目黒は、11月末に目黒駅前地区再開発事業が完成したばかり。ツインの超高層タワーマンション「ブリリアタワーズ目黒」と、超高層オフィスビル「目黒セントラルスクエア」のオープンで、駅周辺は一気に活気づいています。

→第26回 住んでみたい街アンケート（首都圏／関西圏）2017年

——目黒駅前半径500m圏内だけに特化した情報発信ってユニークですね。

洪さん以前から地域メディアに注目していました。当初は「目黒駅半径1km」と思っていたのですが、それだと恵比寿、白金、不動前とバッティングしてしまうので……。500mで改めて円を描いてみたら、この範囲内でも十分面白そうな要素が詰まっている！と思い、500ｍにしました。私自身もこの範囲内で暮らしているので、立ち上げ当初は子育て仲間に子どもを預けて取材に行けたりと、近所っていいなと実感していました(笑)。「目黒駅前新聞」や子ども会活動のおかげで、近隣の人や企業・ショップとのつながりを深めることができるようになりました。

品川区の「はしっこ」目黒駅周辺は、ボーダーレスさが魅力

——目黒駅が品川区にあるということを知らない人も多いですね。

洪さん目黒駅は、品川区にも目黒区にも港区にも「はしっこ」の距離にありますから。逆にそれは、区境を超えて、いろいろな区民が集まる場所だということです。子ども会が主催するハロウィンイベントには、品川区・目黒区・港区・渋谷区の住民が参加します。「はしっこ」だけど、区境を超えるボーダーレスな点が、目黒の良さじゃないでしょうか。
ところで目黒駅がどうして品川区に建設されたのかについては、「目黒駅前新聞」でも紹介しました。実は目黒駅のほうが先に誕生していて、品川区と目黒区が誕生したのは47年後だったそうです。

→目黒駅前新聞「1885年、目黒駅誕生。【目黒駅ヒストリーvol.01】」

子ども会のハロウィンイベントに地元企業・ショップが協賛

——発行人の洪さんは、ご自身も目黒駅近くに住んで2人のお子さんを育てるワーキングママです。子育ての視点では、目黒はどんな街ですか？

洪さん評判のいい幼稚園や小学校に恵まれているし、品川区は保育園整備に力を入れていますので、子育て家族にとっても良い街だと思います。
目黒に引っ越して第一子を妊娠中に東日本大震災が起こり、子育てをしていくには地縁が必要だと思って、マンションが加入している町会・夕陽会の総会に参加しました。そこで子ども会を作りたいという住民と知り合って、子ども会を結成。いまでは毎年子ども会主催のハロウィンイベントを開催するようになりました。
目黒でもどの街でもそうですが、「この街に住みたい！」と選んで住んでいる人たちって感性が合いやすくて友達になりやすい。良い子育て仲間に恵まれていると思います。

——スターバックス コーヒー ジャパン、アマゾンジャパン、ホリプロといった名だたる企業が協賛していますね。

洪さん地元企業だけでなく商店街や飲食店も協賛・協力してくださって、例年参加人数が増える人気の街イベントになりました。仮装した子どもたちは、お菓子をもらいに行って、地元企業を知ります。目黒って「高級感がある」と言われているそうですが、実は下町っぽいあたたかなつながりがあるんですよ。

駅周辺には、能楽堂、小さな映画館、美術館などの文化施設がいっぱい

——駅前だけでも意外とさまざまな施設があるんですね？

洪さん久米美術館や東京庭園美術館は有名ですね。独自の企画上映が多い目黒シネマは、「目黒駅前新聞」でもよく紹介させていただいています。喜多能楽堂（十四世喜多六平太記念能楽堂）さんは、能の普及のために親子能楽鑑賞会を開催しています。コンパクトな距離の中に、多彩な文化施設が凝縮されているのも暮らしやすい点です。
文化施設やイベントって「ハレ」の場。それだけじゃなくて、下町っぽい普段着の日常「ケ」の場もある。そこが目黒の街の魅力ですね。

——取材をしていて目黒らしいなと思ったエピソードはありますか？

洪さん個性的な企業やショップが、目黒に増えつつある気がします。
撮影スタジオや小道具のリースをしているEASEさんは、外国風の撮影スタジオを作って、業界的にも注目の存在です。ケータリングカーが来て飲食が楽しめる「路地裏dining」や「クリエイターズマーケット」を、地域の住民向けに定期開催していて人気です。
ほかにも、幼児向け伝統ブランド「aeru meguro」さん、アパレル＆カフェの「LITTLE HAPPINESS」さん、クラフトビールのお店など、目黒という街を選び、この街に暮らしている人たちと一緒に成長していきたいと考えている素敵なオーナーがいっぱいいます。これから目黒がどんどん楽しい街に育っていきそうな予感がします。

街を歩いていて顔見知りに会うっていい感じ

——町会や子ども会の活動はいかがですか？

洪さんうちは品川区の夕陽会という町会ですが、環境改善や防災活動に意欲的です。自分たちの街ってこんな風にみんなで努力して良くしていけばいいんだと学びましたし、町会活動や「目黒駅前新聞」のおかげでぐんと顔見知りが増えました。街を歩いていて「こんにちは！」って挨拶できるのっていいですよ。街に溶け込んだ気がします。若い人には敬遠されがちですが、町会や子ども会などのコミュニティ活動は、参加するほどより深く街を楽しめます。

山手線円内にあるJR・地下鉄のどの駅にも30分以内で到着できる！

——目黒は、住んでみたい理由の１位・2位が「交通の便がよいから」「通勤に便利だから」でした。実際にアクセスの良さを感じますか？

洪さん私が目黒を選んだ最初の理由は、仕事に便利なJR・地下鉄・私鉄の4路線が乗り入れているアクセスの良さでした。目黒は山手線の円内にあるJR・地下鉄の駅にも30分以内に到着できるんです。実際に数えたら、30分以内にアクセスできる駅の数はなんと105駅でした。
電車だけでなく、車の移動も便利です。目黒駅東口側にある「目黒出入口」から首都高速へ、西口側にある「五反田出入口」から都心環状線で東名・中央道・東北道へ、どこでもすぐに行けます。

住む街を選ぶことは、生き方を選ぶこと

——マンション購入を検討している方々に、街選びのアドバイスをいただけますか？

洪さん街選びって自分の生き方選びなのかな、って気がしています。自分が選んで住む街を好きになることは、究極の自己肯定につながるはず。せっかく自分で選んで住んだ街ですから、どんどん街で起こっている楽しいコトや場所や人を知って、同じ街に住む人と「こんなに楽しい街なんだーっ！」「いいよね！うちの街」って喜び合いたい。私の場合はそれが「目黒駅前新聞」につながりました。目黒は、大人も、子どもも、みんなが「好き」と思える良い街です。

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住民や地元の企業とつながって、目黒駅前周辺はとっても楽しそう。これから目黒でマンション探しを検討している方は、ぜひ「目黒駅前新聞」サイトを見てください。マンション探しが楽しくなるにちがいありません。

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記事監修：目黒駅前新聞

取材内容は2017年12月21日現在のもので変更になる可能性があります