購入経験6回のマンションマニアさんに聞く、いまのタワーマンションと街(千葉市)を選んだ理由

これまでに通算800件以上のモデルルームを訪問してきたマンション評論家・アドバイザーのマンションマニアさんは、10年間で6回のマンション購入経験があります。専門家自身が選ぶ自分の住まいは、どういう観点で選んでいるのでしょうか? 現在、千葉市のタワーマンションに住むマンションマニアさんに、ご自身のマンションと街選びについてお話を伺いました。

賃貸タワーマンションで体感した「次はタワーマンション」という思い


マンションマニアさんのマンション購入履歴、(6)が現在のお住まいです。

マンションマニアさんには、これまでにもMAJOR’S BLOGでマンション購入に関するお話をお伺いしてきました。現在お住まいのマンションは、実に6回目の購入となります。

⇒通算700件以上のモデルルームを訪問+6回購入!マンションマニアさんに教わるマンション購入術

——現在お住まいのマンションを選んだきっかけは何でしょうか?

マンションマニアさんそれまで住んでいた板橋区のマンションを売りに出す前に、一時的に賃貸のタワーマンションの部屋を借りて住んでいました。ホテルライクな内廊下で、非日常感と高級感があってとても良いタワーマンションでした。板橋区のマンションは長方形の板状型タイプだったので、住んでみて違いを実感しました。それで次は、タワーマンションを購入したいと思いました。
東京エリアの新築のタワーマンションは予算的に無理そうだったので、近郊エリアで中古のタワーマンションを探しました。候補数もかなり限られていたのですが、現在住んでいる千葉市内のタワーマンションに決めました。

ゴミ出し、コンシェルジュ、エントランス、タワーマンションの住み心地


まるで美術館のような印象的な
エントランスホールのマンションが増えています。

——購入してから、タワーマンションの魅力はさらに増しましたか?

マンションマニアさん内廊下タイプは廊下に面した窓を設けない設計なので、廊下から人の声が聞こえてこないし静かでいいですね。いま住んでいるタワーマンションはどの部屋からもエレベーターまでの距離が近く、動線が機能的です。エレベーター数も多くて、朝混雑して乗れないということはありません。
また、各階にゴミ集積場があるのは便利ですね。自分達の住んでいるフロアに集積場があるせいか、住民の皆さんがとてもきれいに使われています。皆さんがきちんとゴミ出しのルールを守っていて、乱雑に汚れていることはありません。

——自分の持ち物だという住民意識が、暮らしのルールを守ることにつながっているのでしょうね。他の部分では、いかがですか?

マンションマニアさんコンシェルジュさんから出かける度・帰る度に挨拶されると、自分の家に迎えられている感が高まりますね。エントランスホールも美しく、帰る度に「良いマンションだな」と感じます。
またタワーマンションは、その地域のランドマーク的な位置付けもあるので、タクシーで帰るときにすぐ場所がわかってもらえるのも便利な点です。一般的にランドマーク物件は、築年数が経っても大きく値下がりしないというメリットがあります。

千葉市—再開発計画のポテンシャルを長い目で見る


駅前の再開発が進む千葉駅。

——板橋区から千葉市に引っ越しされて、その変化はいかがですか?

マンションマニアさんやはり千葉市には、23区内の街では得られない「ゆとり」があります。タワーマンションの販売価格も23区内に比べれば抑えめですし、生活する上での物価も違います。その「ゆとり」が、暮らしの余裕につながってくる気がします。子育て世帯の方ならなおのこと、住んでみてその「ゆとり」を実感されるのではないでしょうか。千葉市は、海や山の自然にも近くて成熟した都市機能もあります。そんなゆとりある住環境を満喫しながら、主要駅から徒歩圏内に住めるのは、あらゆる面で「ゆとり」が出ますよね。

——千葉市という街の魅力は何でしょうか?

マンションマニアさん私は「タワーマンション」という条件を最優先した結果、千葉市にあるタワーマンションを選びましたが、千葉駅周辺は再開発計画が進行中で将来性が期待できるエリアです。総武線・京葉線・京成線・タウンライナーがつながっていますし、将来的には京葉道および東関道が外環道とつながって(平成29年度内開通予定)都心へのアクセスがぐんと良くなります。
街としてさらに成長していくことが見込めるし、大宮駅周辺のように再開発による資産価値向上も見込めます。もちろん資産価値だけでなく生活の利便性がさらに増していくはずですから、10年後の千葉駅周辺の活性化を想像するとワクワクします。

——再開発地区のポテンシャルに目を向けたということですね?

マンションマニアさん千葉市に限らず、再開発地区やこれから新たに開発していく地区にはポテンシャルがあります。
最近東京近郊の千葉や埼玉で駅前デパートや商業施設の閉鎖ニュースを聞くことがありますが、だからその街がダメだと思うのは早合点です。実は長い目で見るとチャンスです。跡地の再開発計画が必ずあるし、将来的に活気ある街としてまた成長していくはずです。
自治体がテコ入れしている、これから人口増加が見込める開発地区もそうですね。開発計画の前後では、マンションの販売価格もかなり変わってきます。当初は多少まだ不便であっても、街と一緒に成長していく楽しみがあります。

——街の将来性を考えてマンションを選ぶことも大切なのですね。

マンションマニアさんもちろん、自分がそのマンションと街を好きになれるかという判断が一番大切です。街の雰囲気との相性もありますから、自分がそこに住んだときに楽しいかどうかを想像して選んでいただきたいですね。

長い人生の中で、住みたい街・欲しいマンション、ライフスタイルは変わっていく


幸せな住まい探しに必要なのは、
自分自身の力+第三者的な視点なのかも。

——以前の記事でも「自分にパワーをくれるマンション、エリアなのか」を第一目的にすると良いというアドバイスをいただきました。マンションマニアさんが現在お住まいの街とマンションは、ご自身にパワーを与えてくれているんですね。

⇒資産価値を勘違い?マンションマニアさんと考える、資産価値が下がらないマンションとは?

マンションマニアさんそうです。私がこれまでに購入してきた6つのマンションは、決して都心の高級マンションではなく、近郊・郊外にあるごく普通のマンションでした。勉強のために投資マンションを一度買ったことはありますが、それ以外はすべて自分が住むためのマンションです。
その時々で、自分が欲しいマンションや住みたいと思う街は変わりますし、価値観も変わっていきます。それぞれの街やマンションに良い思い出がありますし、自分にパワーを与えてくれたなと思います。いままで買い替えてきたマンションには、「ありがとう」という感謝の念でいっぱいですね。

——人の価値観は変わっていくものなのですね。

マンションマニアさんその時々で変わりますね。以前の記事でもお伝えしましたが、だからこそ「そもそも支払っていける価格・返済計画なのか」が大事なのです。返済計画がしっかりしていれば、途中でライフスタイルの変更があっても対処できます。
価値観の変化でいえば、最近30代のご相談者様がマンションを購入したあと、ご両親もマンションに住みたくなったので探してほしいというご相談が多いです。お子さんのマンション購入に反対していた一戸建てに住むご両親が、お子さんのマンションに遊びに行ったら凄く気に入って住み替えたくなったというケースです。60〜70歳前後の親世代は「一戸建てが一番」という考えの方が多いのですが、お子さんのマンションでゴミ捨ての便利さやバリアフリーなどを知り、老後はマンションに暮らしたいという気持ちに変わったそうです。お子さんのマンション近くに住む「近居」のケースも増えていますね。

——年代によってライフスタイルも価値観も変わっていくというわかりやすい例ですね。マンションマニアさんも、また住み替えされるかもしれませんよね?

マンションマニアさんそうですね。今住んでいる街、マンションと息が合っているため、離れたくはないのですが、住み替える理由ができたため検討中です!


自分自身やご家族が何を優先したいかという条件がはっきりわかっていると、住みたい街やマンション選びが明確になっていきそうです。
他にもタワーマンションにお住まいの方の記事がありますので、参考になさってください。

⇒マンションブロガー・のらえもんさんに聞く!湾岸タワーマンションの「ほんとの住みごこち」

⇒武蔵小杉のタワーマンションで住み替え2回! 「コスギフェスタ」仕掛け人のマンションライフ

⇒3年毎に住み替えてきたご主人が「一生住みたい」と感じた豊洲のタワーマンション

⇒和の趣味が充実!独身女性がマンション購入で得たものとは?

【MAJOR7でタワーマンションや新築物件を見てみよう!】
⇒タワー物件特集を見る
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マンション評論家・アドバイザー マンションマニアさん

年間約80件、通算800件以上のマンションのモデルルームを訪問してきたマンション評論家でありマンション購入アドバイザー。18歳からモデルルームに通い始め、20歳で初めてマンションを購入して以来、6回のマンション購入経験がある自身の体験を活かし、2011年のブログ開設以来、公平な立場で分譲マンション探しのアドバイスを行う。不動産関連メディアの記事寄稿、コンテンツ協力など多数。

⇒マンションマニアの住まいカウンター

記事監修:マンションマニア

取材内容は2017年10月26日現在のもので変更になる可能性があります

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