Vol.8バルコニーを目いっぱい楽しむ暮らし
バルコニーは何をするところでしょうか。洗濯物を干すところ、荷物を一時的に置いておくところ・・・?
朝の澄んだ空気や夕方に吹く清々しい風を五感で感じられる、住まいの中で唯一 屋外にあって、本当の自然を感じられるスペースがバルコニー。この場所の見方を少し変えてみたら、もっと気持ちの良い暮らしができるのかも・・・。ここでは、3通りのバルコニー活用法を紹介します。
もっともっと自分らしく空間を使ってみませんか?
朝 少し早く起きられた日には、バルコニーに立って すうっと深呼吸をしましょう。まぶたに太陽を当てたら、すっきりと目が覚めて新しい1日が気持ちよく始まるはず。
テレビで情報収集も良いけれど、街が起き出す音をBGMにしてバルコニーで朝ごはんを食べませんか。
朝の凛とした空気の中から聞こえてくる、犬の散歩をする人のアップテンポな足音やジョギングをする人の規則正しい足音、旅行へ出かける人の弾んだ足音は、驚くほど心を落ち着かせてくれるはず。
次に、高さのちょうど良いテーブルと座り心地の良いチェアを用意して、朝ならではの明るい陽射しと風を感じましょう。 プライベートな空間であるマンションのバルコニーなら、好きなものに囲まれた贅沢なテラス席になります。
時間に余裕があるならフレンチトーストはいかが。
玉子と砂糖、牛乳をよく混ぜて、厚切りの食パンをひたひたに、フライパンで焼いたら、朝から必要な糖分が摂れる美味しいフレンチトーストが出来上がります。
残りの玉子で、スクランブルエッグを作るのも忘れずに!
時間に縛られ、紋切り型の生活になりがちな毎日に、気持ちの良い風を運んでくれるバルコニーの朝ごはん。
自然のチカラを借りてリラックスしながら食べる食事は、その日をきちんと過ごすためのヒントが浮かんでくるかもしれません。
こんなふうに、良い1日のスタートを実現してくれる場所が住まいの中にあるのは、すごく豊かなことだと思いませんか?
眺望の良いマンションは本当に魅力的。
開放的な緑の風景も、輝く美しい夜景も、窓から切り取られたその眺望は、自分たちだけの贅沢。
この眺望よりも先に目に入るのが、バルコニーのインテリア。
リビングから外に目を向けたときに飛び込んでくるバルコニーの景色は大切にしたいもの。
では、ここを たくさんの緑で満たす気持ちの良いコーディネートにしてみませんか。
せっかくなので、収穫して食べられる野菜に挑戦してみるのはいかが。
高層階ならば、害虫の発生も抑えられるため育てやすいでしょう。
意外に育てやすいのがミニトマト。
トマトの自生地はメキシコからアンデス山脈の高原地帯。
雨の少ない厳しい環境でも育つトマトは、バルコニーでも育てやすいでしょう。
きちんと育てるコツは、茎を太く育てること。苗が倒れないように支柱を立て、
葉の間から出るわき芽を摘み取りましょう。
また、収穫期間が長い オクラもおすすめ。
高温を好み熱帯夜に強いので、夏のバルコニーでも育てやすいのです。
オクラはまた、美しい白色を持つ大きな花を咲かせるので、育てる楽しみも増えそうです。
植物の成長を身近に感じられるバルコニー菜園。
生命を育てるという緊張感は、毎日の暮らし方を 少しずつ良いほうへ変えてくれるかもしれません。
1日が終わって、家族や気のおけない仲間と飲むお酒は特別。
行きつけのレストランも良いけれど、バルコニーを待ち合わせ場所にして、その日の気分で雰囲気を演出してみるのもお勧めです。
料理を鍋のまま持ち込んだり、チェアを持ち出したり、お気に入りの音楽を流したり・・・
住まいの一部であるバルコニーならではの、とびきり寛げる空間が出来上がるはず。
ビールで乾杯も良いけれど、せっかくの綺麗な星空の下、日本の伝統的なお酒を嗜んでみてはいかが。
お気に入りの日本酒に 一滴、レモンを絞ってみてください。清々しい美味しさが味わえます。
さて、見渡す夜景や見上げる星空が特別に綺麗なこともマンションバルコニーの特徴のひとつ。
乾杯から一息ついたら、空を見上げてみてください。
今まで気にしなかった夜空の雲が意外に表情豊かなことに気が付くでしょう。
また、夏の花火も楽しみのひとつ。
人ごみに疲れることなく地上よりも近くで見る花火は、より色彩豊かな臨場感を楽しめます。
たくさんの友人を呼んで花火を借景にしたパーティーを開くのも良いですね。
自分たちの住まいだから より寛いで観覧ができるし、限られた家族だけに許される楽しみは とても贅沢に感じるはず。
時間を気にすることなく、「少しの非日常」を楽しむことの出来るバルコニー。
陽が落ちてからの時間帯では、より一層 その魅力が増すようです。
最後に、そうですね。飲みすぎには気をつけて。明日が素晴らしい1日になる予感がしたら、そこで止めておくことをお勧めします。
※バルコニーの運用・使用方法については、制限がある場合がございます。実際にご利用の際にはマンションの管理規約等をご確認ください。