Vol.6真冬のあったかエコライフ
スイッチをこまめに消す、エネルギーの無駄使いをしない…、そんな「心がけ省エネ」も大切ですが、最新のマンションでは、建物の外壁・サッシ・玄関ドアなどの資材選定や設計面での工夫により、住戸の気密性や断熱性を高め、住む人の快適性を追求しています。
●環境に優しい24時間換気システム 熱の出入りを抑えることで快適な住環境を実現する、高気密・高断熱マンションですが、都市部のマンションでは窓は閉めたまま、というケースが少なくありません。気密性の高い住空間では、湿気によるカビやダニなどの発生が問題になります。そこで、室内に小風量の空気の流れをつくりながら、同時に給気口からフレッシュな外気を採り入れる24時間小風量換気システムが注目されており、快適性と同時に、環境への負荷の低減を実現しています。
冬場、もっとも気になるのが部屋の寒暖差ではないでしょうか。暖かい部屋から寒い廊下に出て、冷えきった脱衣所で着替えて熱い湯舟につかる…。不快なだけでなく、健康にもよくありません。そこで最近では、冬でも暖かいシステムバスを導入するマンションが増え、人気を集めています。
エコやリサイクルを考えるあまり、快適性が損なわれたり、逆にコストがかかってしまっては本末転倒です。そこで、熱供給源である電気やガスにおいても、さまざまな取り組みがなされています。そのひとつが、電気やガスによる給湯システムです。