DIYも教室開催も!食品サンプルアーティスト世古紀子さんの職住一体わくわくマンションライフ

MAJOR'S Column

2019年10月31日

神奈川海老名市の自宅マンションで食品サンプルアート教室を主宰している、食品サンプルアーティストの世古(せこ)紀子さん。今回は世古さんのマンションにお伺いして、職住一体のマンションライフの魅力を語っていただきました。DIYを教えることもあるという世古さんのご自宅DIYの数々もご紹介します。

大好きな海老名で近居が実現した4LDKのマンション


ルーフバルコニーから広がる一面の田園風景! 関東百名山のひとつ、大山が見渡せます。

世古(せこ)紀子さんは、神奈川県海老名市にあるライオンズガーデン海老名に、ご家族でお住まいです。最上階のお部屋は、115㎡の4LDK、さらに75㎡のルーフバルコニーという広さ! 窓の向こうには、田園風景が広がるという眺めの良さです。

世古さん19年前に引っ越してきました。ルーフバルコニーに沿って、横に長い4LDKなので各部屋に窓があって、とにかく明るいです。引っ越した当初は、友達を招いてルーフバルコニーでよくBBQを楽しみました。最上階でお隣との間も離れているので、煙や匂いを気遣う必要もないのが安心でした。最近は、全然やっていませんが(笑)。

——こちらのマンションを選んだ理由は何でしょう?

世古さん子どもの頃は川崎で生まれましたが、母の実家が海老名で農家をやっていて、しょっちゅうこちらへ遊びに来ていて、生きものや自然がいっぱいの海老名が大好きでした。いまは両親もこちらに住み、私もやっぱり住むなら海老名がいいなと思っていました。このマンション、うちの家族が見つけてすぐさま購入に至ったのですが(笑)、私もすごく気に入っています。

お母さまの実家からお米が届くので、自分ではお米を買ったことがないという世古さん。ご両親の家とは車で20分の距離。風邪で寝込んでいるというと、ドアノブに買ってきた食べものをぶらさげて置いていってくれるという、ちょうど良い距離感の近居が実現しています。


食品サンプルアート作品がどっさりと! おもちゃ箱のように楽しげな飾り棚。

世古さんマンションの方とのお付き合いは、集会室で行われる年に一度の新年会位ですが、毎年必ず出席しています。いま築26年なので、最初に入居した世代のお子さんたちが巣立った位で、私たちのように途中から新たに入居した世代が混ざって、世代的にはまんべんなくいろいろな世代のご家族が住んでいるマンションですね。

4LDKの各部屋をすべて一人でDIY!


リビングのコーナー。壁紙はもちろん、オーナメント、リースは手作り。
「W」のアルファベットオブジェは、なんと発泡スチロールで制作!

元々ものづくりが大好きな世古さん。引っ越してから、なんと一人で全室の壁紙を貼り替えたそうです。しかも、部屋やコーナーによってさまざまなデザインの壁紙をチョイス。リビングだけでも数種類の壁紙が使われていて、それがうまく調和しているのが世古さんスタイル。


リビングに隣接した和室の扉を壁紙DIYしたもの。
リビングと隣接した場所に1部屋あると、
教室のときには、不要なモノを一時的にしまえるから便利だそう。

こちらもリビングの壁。壁の後ろはキッチンになっています。

世古さんこのお部屋は横に長い間取りですが、動線がきちんと考えられていますね。キッチンのすぐ隣に洗濯機置き場があって、水廻りが一直線に並んでいるのも使いやすいです。こういう動線が、よく考えられているなと思います。実は電車や車道がすぐ近くにあるのですが、窓の密閉性がよくて、閉めていると全然騒音が聞こえません。

食品サンプルアート講師としての活動


世古さんの作った食品サンプル作品。
テーブルに並んでいると「本物かサンプルかわからない!」
と家族にも生徒さんにもよく言われるそう。

世古さんは、3年前に日本食品サンプルアート協会の認定講師となりました。絵を描くこともDIYも、物づくりなら何でも好きだったけれど、日本独自の文化である食品サンプルアートづくりに心惹かれたそうです。なんと、食品サンプルって100年も前から存在するそうです。


初めての飛び込み営業で持参した「目玉焼き」と
日本でもシンガポールのワークショップでも大好評だった「クロワッサンランプ」。
横にいるのは、ペットのうずらのルナ君。食品サンプルではなくて本物です!

世古さん食品サンプルアート講師の資格を取得して半年後に、ワークショップで教えたいと思い、「目玉焼き」の食品サンプルを持って、自分で東急プラザ銀座店に飛び込み営業しました(笑)。それがご担当者に興味を持っていただいて、お店でワークショップができることに! 生徒さんには、中から光るライト仕様の「クロワッサン」を作ってもらいました。

世古さんの行動力は凄い!の一言ですが、ハンズエキスポ 東急プラザ銀座店でのワークショップが海外事業部の目にとまり、今度はシンガポールの東急ハンズオーチャード店でも開催することになりました。その後、さまざまな所からお声がかかり、食品サンプルアート講師としての活動が本格的になりました。


食品サンプルは、本物の食品をシリコンで型取りし、
その型に樹脂を流して成形したパーツに着色して作ります。
プルンとしたカスタードプリン、じゃがいもが煮崩れたカレー、トロリとした半熟卵、
世古さんは「美味しそう!」と感じる瞬間を切り取ることにこだわります。
ちなみに、このモンブランケーキの写真の中に、本物も混じっているそうですよ!

憧れだった自宅教室開催へ


「自宅教室を開こう!」と決意するや否や、
ポチッとネット注文したIKEAの2.5メートル長さのテーブル。

カルチャーセンターなどでたくさんの講座を受け持つ世古さんですが、少人数の生徒さんに自宅でも教えたいと考え、自宅マンションで教室を開くことにしました(※)。
※お住まいのマンションの管理規約によって異なります。必ずマンションの管理組合に事前確認してください。

世古さん自宅で教室を開くのが夢だったんです。「やろう!」と思いついたらすぐ、大きなテーブルを注文していました。家族には後で言いましたが、反対もなく(笑)。外のワークショップでは、型取りした食品サンプルに着色してもらうところから始めることが多いのですが、自宅の教室では、型取りからじっくりと時間をかけて教えられます。


世古さんが教える食品サンプルアートは、机の上の広さだけでOK!
特別な機械も使用せず、筆や絵の具も普通のものでかまいません。

——自宅で職住近接の一番のメリットは何でしょうか?

世古さん食品サンプルアートは、食材を自分で調達して、調理して、それを型取りします。キッチンのすぐ近くで作業できるのもいいですね。食品が一番美味しくみえる瞬間を型取りできますから。幸い廊下や部屋も広いので、使用する材料を箱積みで常にストックしておけるのも助かります。出張講座をやっていると、いつ何時、大量に材料が必要になるかわかりませんから。


自宅教室で生徒さんを教える世古さん。この日は、かき氷を制作。
教えていて一番楽しいのは、
作品が出来上がるとみんなが笑顔になることだと言う世古さん。

大好きな海老名というロケーションで、親との近居、職住近接を実現している世古さん。
枠を決めずに自由に楽しいことをどんどん取り入れたいという世古さんのものづくりの姿勢は、マンションを自分で自由にDIYして、どんどん楽しい場所につくり変えていくことにも現れているようです。楽しい雰囲気に満ちあふれたマンションでした。


世古さんの職住一体マンションライフは、自分が大好きな場所で暮らすことが、仕事のエネルギーにもつながっているようでした。皆さんも、お気に入りのマンションを見つけてみませんか?

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食品サンプルアーティスト・講師 世古(せこ)紀子さん

日本食品サンプルアート協会認定講師、食品サンプルアーティスト。神奈川県海老名市で食品サンプル教室Nomple(のんぷる)を主宰。およそ100年前に誕生した日本独自の文化である食品サンプルアートを、自分で作る楽しさを広めるため、国内外で講座やワークショップを開催している。

⇒食品サンプル教室Nomple

記事監修:世古紀子

取材内容は2019年10月31日現在のもので変更になる可能性があります

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