簡単マステ活用法やキッチンカウンターDIY事例など。自分だけの理想の空間づくりをDIYで叶えるコツ、教えます♪

MAJOR'S Column

2018年8月30日

マンションを購入したら、自分好みのインテリアやDIYをしてみたいという方も多いはず。今回は、DIYからお部屋のホームステージング(※)までをこなす空間DECOのルームディレクター森山由佳さんに、DIYで自分好みのお部屋を作るコツをアドバイスしていただきました。

※ホームステージング:マンションや一戸建てを売却または賃貸募集をするときに、部屋をスタイリングしてモデルルームのような空間に演出すること。

まずは森山さんのご自宅紹介:92平米・4LDKから3LDKにリノベーション


ドアを開けるとすぐ、サンダーソンの小鳥の壁紙とブルーのカーテンが目に入ってくる
印象的な雰囲気の森山さんのマンション。

——森山さんは、昨年末にこちらのマンションを購入して入居したばかりと伺いました。全体的にリノベーションされたんですね。

森山さん「家を購入したら絶対にウイリアム・モリスの壁紙を貼るんだ!」と思っていました(笑)。マンションを購入するときも「エリアはどこでもいいから、購入したらインテリアはすべて任せて!」と夫に言ったほどで、実際その通りに(笑)。


家族4人が集うリビングを充実させたくて、92平米の4LDKを3LDKに変更。
リビングには収納付きの小上がりを設けて、みんながくつろげる場に。

——広々としたリビングに、個性的な壁紙をうまく取り入れていてステキですね。

森山さん壁一面だけでも壁紙を変えると、部屋の雰囲気が一変して効果的ですよ。
念願のウイリアム・モリスの壁紙「アービュータス」を貼って、そこに使われている色をリビングのテーマカラーにしています。
一般の方は「壁一面の壁紙変更はちょっと難しそうかな・・・」と思われるかもしれませんので、まずはマステ(マスキングテープ)を使った簡単DIYをご紹介しますね。

簡単DIYレッスン1:スツールをマステでイメージチェンジ


森山さんのお友達小竿さんと、森山さんの長女・沙南ちゃんがスツールのDIYにトライ!

森山さんDIYって意外と簡単に出来るんですよ。たとえば、インテリアマスキングテープを活用すると失敗もなくて、見た目がガラリと変わります。これをスツールの座面に貼っていきます。


使うのは、幅10センチのインテリアマスキングテープ。
ネットショップやホームセンターで簡単に入手できます。

座面より少し長めにマステを貼っていきます。
マステを数ミリ重ねてうまく柄合わせしながら貼るのがきれいに見えるコツです。

座面すべてを貼り終えたら、スツールを段ボールの上にひっくり返して余分なマステをカットします。

柄合わせのために重ねた部分を、定規でカットして剥がしたら仕上げ完了。

「はい!完成」と2人でニッコリ。所要時間は30分程度です。

——あっという間に出来ました!カッター、マステ、定規だけで出来るのも良いですね。

森山さんお子さんと一緒に家族でDIYすると楽しいですよ。スツールは座面すべてに貼りましたが、壁面や家具の一部に、アクセントとしてマステを活用する方法もあります。

簡単DIYレッスン2:キッチンをマステでイメージチェンジ

森山さんマンションのキッチンは、カラーが統一されていてシンプルなものが多いと思いますが、こちらもマステでイメージチェンジする方法もあります。


キッチンのアクセントカラーにマステを活用。

引き出しのハンドルを外してマステを貼り、両端を処理して再びハンドルを取り付け。
なんと5分ほどで完成しました!

森山さん他にも、壁に四角く額縁風に貼るなど、マステはいろいろなアレンジが楽しめますし、飽きたらきれいに剥がせます。マステを使ったDIYは、初心者の方にオススメです。

キッチンカウンターをフレキシブルに活用するDIYアイデア


キッチンカウンターは、つい細々したモノを置いて乱雑になりがちな場所。

——お客様からのインテリアのお悩みで多いものはなんですか?

森山さんご相談を伺っていると、キッチンカウンターをうまく活用出来ていない方が多いようです。そんなお悩みもDIYで解決出来ます。
以下は、新居購入を機に家具の依頼を受けた事例です。キッチンカウンターをうまく活用して、たくさんのお客様を招いたときにもフレキシブルに対応できるようにご提案しました。


キッチンカウンターの右側の壁に壁紙を貼り、L字型金具で棚板を取り付けて、
ディスプレイが楽しめる飾り棚を設けました。

新たに、ダイニングテーブルと同じ高さのカウンターテーブルを2つDIYで設置。

森山さん元々あったダイニングテーブルと同じ高さのカウンターテーブルを2つDIYで設置しました。ふだんはキッチンカウンターに沿って並べて家族が使うカウンターテーブルとして使い、来客時にはダイニングテーブルと組み合わせて並べて、大人数のお客様にもフレキシブルに対応出来ます。


カウンターテーブルのスツールは、中に収納できる仕様なので、
生活感の出る小物を隠せます。

——DIYをしたいけど、購入したばかりの新築マンションで失敗したくないし、将来変えたくなったらどうしようと悩む方も多いと思うのですが?

森山さん原状回復しやすいDIY方法としては、釘やネジを使わないディアウォールや床・壁のデコレーションがあります。将来の変化にも充分対応できる方法があるので安心してください。私達のような専門家の手を借りるのも一案です。


森山さん指導のもと、みんなでDIYした保育園。
子ども達もペンキ塗りのお手伝い。

——お子さんが通っている保育園の教室も、森山さんのDIYで生まれ変わったと伺いました。

森山さん古い保育園で、建て替え計画がなかなか進まず。少しの間でもきれいな教室で過ごさせてあげたくて、仕事で余った壁紙などを提供してDIYで変身させました。保育園の先生、父兄、子ども、みんなで塗ったり貼ったり。DIYって、ある意味でコミュニケーションツールなんです。みんなで手を動かして保育園をきれいにすることで、気持ちがひとつになれたと思います。

——DIYがコミュニケーションツールというのはすてきですね。最後にDIYの魅力を一言でいうと何でしょう?

森山さんDIYは自分の思い通りの部屋に出来たという満足感が得られますし、一手間を加えることで、オンリーワンの部屋になり、いっそう愛着が湧くと思います。ぜひ楽しみながら挑戦していただきたいですね。


DIYで将来のライフスタイルの変化にも対応出来るし、何より自分らしい部屋づくりが叶えられそうです。これからマンション選びを考えている方は、DIYを活用することも頭に入れて、検討してみてはいかがでしょうか?

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空間DECOルームディレクター 森山由佳さん

宅地建物取引士、ルームディレクター。株式会社ビーシーシーが運営する空間DECOのルームディレクターとして、お客様一人ひとりオーダーメードのお部屋の改造を行う。原状回復が可能なインテリアコーディネイト、DIYのお手伝いサービス、賃貸住宅向けステージング「MIL-SUM」などを手掛ける。元女子プロレスラーという異色の経歴をお持ちの、二児の母。
⇒空間DECO

記事監修:森山由佳

取材内容は2018年8月30日現在のもので変更になる可能性があります

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