「家賃はムダ」ファイナンシャルプランニング体験から、初めてのマンション購入に成功したご夫婦の成功ケース

MAJOR'S Column

2018年1月30日

30代の新婚ご夫婦が、医療保険のマネー相談をきっかけにマイホーム購入を決意!
3ヶ月間の検討比較ののち、新築分譲マンション購入に至るまでの道のりをお伺いしました。さらに、お二人の購入活動について、評論家マンションマニアさんにも講評していただきました。

FPに相談してお金の整理に着手、「賃貸の家賃がムダに感じ始めた」


2018年4月には、購入した新築分譲マンションに入居予定のFさん。

今回お話を伺ったのは、Fさんご夫妻(ご主人30代半ば、奥様20代半ば、共働き家庭)です。
2017年1月に挙式。3月に医療保険の相談で初めてファイナンシャルプランニングを受けたことがきっかけとなって、マイホーム購入を真剣に検討し始め、8月には新築分譲マンションを購入されました。竣工は2018年3月末予定。決意してから約5カ月で、購入に至るまでの道のりはどんなものだったのでしょうか? 購入にいたるまでのプロセスごとの取り組みを、ご紹介していきましょう。


Fさんがマンションを購入するまでの道のり。

——独身時代も結婚前も、マイホーム購入は考えていませんでしたか??

Fさん「そうですね。不動産は高いというイメージがあって、どの位の物件が自分に買えるのか見当もつかなかったし、わかっていなかったことが多かったです。
結婚後、無料の保険相談窓口で相談をしたときに簡単なファイナンシャルプランニングを受けて、お金の整理に手を付け始めました。長い目で見て、賃貸の家賃を支払っているのはムダだと感じ始めたのが、購入を真剣に考えたきっかけですね」

Fさんは、後に契約した保険会社さんにも詳しいライフプランを作成してもらい、そのデータを元にご自分でもライフプランのシミュレーションをExcelで作成して、さらにキャッシュフローを試算していきました。そこで導き出されたのが、「4,000万円迄」という予算設定です。

→マネーと住まいのプロに聞く賢い選び方!マンション購入検討中の新婚ご夫婦相談体験レポート
マンションマニアさん「POINT① きっかけを得たときが、買いどき」

住まいを買うきっかけは、人それぞれ。Fさんは、保険の相談からお金の整理を始めたことがきっかけで、すぐに行動を起こされました。もしここで行動していなければ、マンションを買うことはなかったかもしれませんよね。いつも相談者様にお話しているのは「きっかけ=買いどき」ということです。いずれ買おうと思っているなら、賃貸の家賃や更新料をローン返済に回せる分、購入は少しでも早いほうがいいので、良いタイミングだったと思います。
私は、ご相談者様にはお金のプロであるFPさんと面談して、まず資金計画を把握してくださいとお伝えしています。Fさんの購入の道のりは、資金計画から導きだされた「購入可能なマンションの価格設定」から始まっているのが素晴らしいですね。

MAJOR7サイトでも物件検索!モデルルームや不動産カウンターへ


モデルルーム見学で、マンション購入が具現化。

Fさんの凄いところは、マンションの予算を決めてからの情報収集のための行動力と分析力でした。

Fさん「まず自分達がいま賃貸で住んでいる江戸川区篠崎のモデルルームを見に行きました。奥さんは、モデルルームを見学したことから、マンション購入が具現化してきたみたいです。
私は不動産関係の取引先の上司の方にも相談しましたし、紹介して貰って三菱地所のレジデンス ラウンジや三井のすまいモールといった不動産カウンターにも行きました。自分でもMAJOR7サイトなどを見てネットでの情報収集を行いました。大手デベロッパーのブランドは、何かあっても信頼できる気がしました」

→マンション購入の前に!4つのポイントをおさえて見えてくる家族のライフプラン

自作の比較検討表で、新築候補も中古候補もメリット・デメリットが一目でわかる!


現在住んでいるNo.15の賃貸マンションを基本軸として、
新築・中古マンションの比較検討表を自作。
※クリックすると拡大表示できます。

Fさんは大手町勤務、会社へのアクセスの良さを物件選びのポイントに設定。それ以外は、ご夫婦共に「絶対にここじゃなければイヤ!」という路線のこだわりはなかったそうです。

Fさん「奥さんが、実家のある常磐線だけはちょっと近すぎてイヤって言ったくらいですね。
予算価格と、勤務先からのアクセスで検討を始めました。いま住んでいる賃貸マンションの都営新宿線篠崎駅を基本軸に考えると、この沿線でもいまより大手町に近いところは4,000万円を超えるので価格面でNG。基本的に西側は相場が高い、瑞江〜本八幡より東は供給過多で土地がない。奥さんの実家の取手に比較的近くて予算的に買えるエリアを探していくうちに、次第に北東エリアのつくばエクスプレス沿線に絞られてきました」

Fさんの自作比較検討表はよく出来ていて、 検討候補マンションから会社までの朝8:30台の乗り換え・徒歩時間・全体所要時間、築年数・広さ・階数・戸数・管理費・修繕積立金などが一覧となっていて、項目毎に並べ替えできます。これは是非とも真似したいアイデアですね。

マンションマニアさん「POINT② 自分の得意な方法で情報を整理する」

Fさんは、きっと仕事でもこうした比較分析がお得意なのではないでしょうか? 素晴らしい表です。作成することで、自分の頭の中も次第に整理出来ていったのだと思います。
Fさんの場合はExcelによる比較検討表でしたが、苦手な人は絵を描いたりメモ書きでも構いません。自分なりに得意な方法で、収集した情報を整理していくと、考えをまとめるのに役立ちます。ここまでやれば、満足度の高いマンション選びになったにちがいありません。

一戸建vsマンション?


一戸建てがいいかマンションがいいかは、悩みどころ。

——マンションだけでなく、一戸建ても検討されましたか?

Fさん「はい。一戸建ては価格差が大きいですね。三郷の一戸建てを一度見に行きましたが、かなりの極小物件で大通りに面していてまわりの環境もあまり良くありませんでした。予算的に、一戸建てだと3階建ての極小物件になってしまい、とにかく余裕がなさそうで、一生住むというイメージが湧きませんでした」

→マネープラン・資産価値・住環境の3つのポイントで考える「マンションVS一戸建て」

——中古マンションも、結構検討されたんですね?

Fさん「ええ。中古の場合はリフォームまで考えた予算感が掴みづらかったというのがありますね。結局住んでいる間に築年数で価格は下がっていくものだから、予算内で新築マンションが買えるならそれが一番良いと考えていました。私達が検討したエリアでは、ざっと金額を比較しても、新築とそこまで大きく変わらないという印象でした。もし絶対ここに住みたい!というエリアや場所で中古しかなければ選んでいたかもしれませんが…」

Fさんは最初にしっかりとファイナンシャルプランを組んで予算を設定していたので、1に予算、2にエリアという優先順位が決まっていました。その点でブレがありませんでした。

子育て支援制度や環境、奥様の比較検討表


奥様が調べた子育て支援制度などの自作比較表。
※クリックすると拡大表示できます。

——予算、エリア、新築または中古マンションと、次第にターゲットが絞られてきたようですね。購入された八潮の新築マンションの決め手はどんな点でしたか?

Fさん「路線から八潮・三郷・流山にある物件に絞られてくると、奥さんが地域の子育て支援制度の比較表を作っていました。子育て面では流山がいいと言われていますが、基本的な子育て支援制度については、流山にあって八潮にないというものはあまりなかったようですね」

——マンションの規模も、決め手のひとつになりましたか?

Fさん「万が一子どもが生まれなかったら、子育て世帯中心の大規模マンションで暮らすのはコミュニティ面で不安がありました。
最終的に決めた八潮の100戸以下の規模の新築分譲マンションは、見て凄く良いなと思ったし、すべてにおいて文句のつけようがなかった。他の候補と比べてまったく悪いところがありませんでした。
一応不動産の資産価値も気にして、不動産地価ランキング的なサイトをチェックし、八潮の人口予想や都市計画といった情報も事前に確認しました。親に対して説明するときの、裏付け調査的な意味合いもありますが(笑)」

マンションマニアさん「POINT③ 購入の目的を最後まで見失わない」

Fさんご夫妻が素晴らしいのは、マンションを購入する目的を最後まで見失わないで検討されたところです。よく、マンションを購入すること自体が目的となってしまう方をお見かけしますが、そこがゴールではありません。マンション購入は、これからの二人の暮らしを豊かにすることが目的です。その意味でも、奥様が子育て支援制度などの比較表を自作し、そこに暮らしてからどんな生活が出来るのかというイメージを持って検討されていたのは見習いたいですね。

ライフプランは大切!

——住宅ローンについては、変動金利と固定金利のどちらを選びましたか?

Fさん「マンションブロガーのらえもんさんの本などを読んだり、購入してからFPさんに相談したりして、変動で組むことにしました。購入後にも自分で細かく試算しましたが、10年後、20年後と0.5%程度ずつ上乗せして見ておくことにしました。
最初は無料窓口の相談、次に保険会社さん、そして自分で作成したファイナンシャルプランニングを経てきたことで、俯瞰して人生を見られるようになったと思います。ファイナンシャルプランニングを作ることは、マンション購入だけでなくても自分たちのライフプランにとってとても重要だと思いました」

——この春にはいよいよマンションが竣工ですね。新生活はどんな風にしたいですか?

Fさん「新しいマンションは、とにかくバルコニーが広くて、南向きで居心地がよさそうです。奥さんは、収納が増えることと、あぐらがかけるほどの奥行きがある大きなソファが置けるねって喜んでいます。私は、ロボット掃除機のルンバやIoT照明のPhilips Hueを入れてスマートホーム化を検討中です。近くには二人が大好きなコストコもあるので、街での買い物も楽しみです」

マンションマニアさん「絵に描いたような理想的な買い方!100点です!」

Fさんご夫妻のマンション購入は、絵に描いたような理想的な買い方、まさに100点でした。なぜうまくいったのかというと、きっかけを行動につなげたこと、最初に資金計算をして予算の上限を定めて、枠内に収めるというルールを守っていたことが挙げられます。
また、奥様のNG条件をきちんと叶えてあげているのも良いですね。ご夫婦のご相談者様には、「必ず奥様の意見は通してあげてください、その方が絶対後悔しないマンション選びになります」とよくアドバイスしています。全体に、お二人が納得して購入に至ったのだという印象を受けました。おろそかにしがちですが、ご夫婦の場合は、お二人の合意形成がとても重要です。


ファイナンシャルプラニングによる予算決めから、エリアの決定、候補の比較検討と、着実にステップを踏みながら候補を絞っていき、マンション購入に至ったFさんご夫婦。段階を踏んでロジカルに検討していく大切さを教わりました。

【MAJOR7で新着物件特集を見てみよう!】

取材内容は2018年1月30日現在のもので変更になる可能性があります

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