マンションブロガー・のらえもんさんに聞く!湾岸タワーマンションの「ほんとの住みごこち」

湾岸エリアにお住まいのマンションブロガー・のらえもんさんに、湾岸エリアやタワーマンションの魅力についてお話を伺いました。

のらえもんさんが湾岸タワーマンションを選んだ理由は?


活況化する湾岸エリアにはランドマーク的な
タワーマンションが続々と建設されています。

マンションブロガー・のらえもんさんは、「マンション購入を真剣に考えるブログ」で、湾岸周辺地区の街やマンションの情報を発信され続けています。今回は、実際にそこに住んでいる住民視点で、街とタワーマンションの魅力について語っていただきました。

——湾岸タワーマンションを選んだきっかけは何でしょうか?

のらえもんさんもうひとつの記事でもお話していますが、私のマンション選びの優先順位が「眺望が良い・電線が見えない・カーテンを閉めなくてもいい住まい」だったことから、その条件を満たすのは、丘の上の見晴らしのいいマンションかタワーマンションしかありませんでした。それまでに田園都市線や小田急線沿線の賃貸マンションに住んだことがあり、こちらの近所で、丘の上のマンションを探していた時期もありました。ただ東京西側のこちらの沿線はすでに成熟した街なので、満員電車での通勤も大変です。ひるがえって湾岸地域はまだまだ開発途上の街が多く、現時点では不満点があるかもしれないけれど、将来的に発展していく「伸びしろ」のある街です。マンションを買いたいなと考えた時期に、10年ぶりくらいにお台場や豊洲を訪問したのですが、タワーマンションと同時に街もきれいに整備されつつあり、昔と違って活気のある街になりそうで、将来性も期待できそうだと感じました。

住民目線で語る等身大のタワーマンションブログが人気に!

——湾岸タワーマンションにお住まいになってからブログで情報を発信するようになられましたね?

のらえもんさんそもそも私は、25歳前後の独身時から「マンションが欲しいな~、でもまだリアルじゃないな」と思いつつ継続的に見学はしていましたけど、マンション情報をブログにまとめて発信しようと思ったことはありませんでした。転機となったのが、東日本大震災でした。震災以降、私が住む湾岸エリアのタワーマンションについて、メディアやネットで否定的なコメントが巻き起こっていました。湾岸タワーマンションを選んだ私の選択自体が頭ごなしに否定されているようで、とても残念に思いました。それなら自分で湾岸エリアの暮らしやマンションについて等身大の一住民視点で情報を発信していこうと思ったのが発端です。

自分の言葉でタワーマンションや湾岸エリアについて語っていくのらえもんさんのブログは、着実に浸透していきました。いまや湾岸エリアは、東京で最もホットな場所として注目を浴びるようになりました。

タワーマンションに実際に住んでいる人の日常を伝える


キッチン付きのパーティールームなど共用施設があるのも魅力。

のらえもんさんのブログは、湾岸タワーマーション再評価の一助にもなっているのではないでしょうか。

のらえもんさんいやどうでしょうかね(笑)。湾岸は大震災の時に強烈な逆風があって、その後東京オリンピックが決まって一転持ち上げられたりと、短い期間でその両方を経験していますから、逆に冷静な目で湾岸エリアを見ることができますね。メディアなどで湾岸タワーマンションを語っているのが、実際には湾岸にもタワーマンションにも住んでもいない「専門家」だったりします。「いや、それは違うだろう」と思うような意見をしたり顔で書かれたり、俗説が出回っていたりするのを見るとちょっとした反発心が出ますね。まとまったちゃんとした情報があればいいと思いまして、8月に私が監修した『住んでみなければ絶対にわからないタワーマンションほんとの話』という本を出版しました。

『住んでみなければ絶対にわからないタワーマンションほんとの話』(2017年、三交社)
のらえもんさんが監修した新刊本。タワーマンション入門書として、基礎知識・日常・災害・資産価値・購入について丁寧に語られています。

——本では、タワーマンションに住んだことのない人の疑問に回答するかたちになっていて、これからタワーマンション購入を検討している人にとっては役立つ本ですね。

のらえもんさん最近多い「高層階で火災になったらどうなるの?」から、「通勤時のエレベーターの混雑が大変なのではないか?」というよくある質問まで、とにかく出そうな疑問には回答しました。「ドラマみたいな格差社会があるの?」とかもよくある質問ですね(笑)。
タワーマンションは住戸数が多いので、さまざまな職種・年代の居住者との重層的なつながりが広がります。共用施設のパーティールームで、居住者やその知り合いの人と子ども連れでワイワイ集まれるのもタワーマンションの醍醐味です。疲れたらすぐ部屋に帰れますし。タワーマンションに住んでから、知り合いの輪が広がりました。

帰る度に「いいマンションだな」と感じる喜び


「お帰りなさい」と迎えられている雰囲気のエントランス。

——タワーマンションの魅力はどこにあると感じられていますか?

のらえもんさん以前賃貸マンションに住んでいたときは、信じられないことに鉄筋コンクリートなのにトラックが目の前の道路を通るたびに部屋が揺れていたんです。テレビの音も聞こえないくらいの騒音でしたしね。分譲マンションに住んでからは、そういうイラッとする不快なことが何もないですね。
大きい窓のおかげで室内は開放的で明るいし、ゴキブリも出ず、生ゴミもディスポーザーに「ポイッ」で、住んでいて快適。エントランスにそこまでこだわることがないという人もいますが、タワーマンションのエントランスは、いわばマンションの顔だから多少贅を尽くしていても、私は良いと思います。毎日帰宅の時にエントランスを通るたびに「ああ、いいマンションだな」って感じます。

湾岸エリア、街の成長と自分の成長がリンクする


公開空地や道路などの設計にゆとりがあるのが特徴。

——湾岸エリアを選んで良かったなというのはどんな点ですか?

のらえもんさん湾岸エリアは、車道や歩道の幅が広くて、建物もセットバックされて間隔も広いので、空が広く見えます。歩道や車道は、子どもを持つと気になってくる視点です。
別の記事でも答えていますが、街の成長と自分や家族の成長がリンクする点が良かったですね。交通環境や商業施設などの環境がだんだん整っていく街の成長過程を見守りながら、自分たちや子どもが成長していく。その時間の積み重ねによって、この街を、自分のかけがえのない新しい「ふるさと」として考えられるようになるのでしょう。
私の両親は、とある郊外の大規模マンションに住んでいるのですが、兄弟達は結婚した時に同じマンションの別の住戸を買って住むようになり、いわば巣戻り状態で一族近居生活を過ごしています。私の実家のマンションは、同級生も同じように帰っている世帯が多くて、一族で2つ3つ部屋を持っていることが多いんです。つまりマンションが完全な地元・ふるさと化することに成功しています。
私がいま住んでいる湾岸タワーマンションも、大きくなった子どもたちが成人して結婚相手を連れてここに戻って暮らしたいと思うようになると、さらに面白い街になるでしょうね。湾岸エリアって、ひとつの共同体であり村みたいなものですから。これからの「伸びしろ」にも大いに期待しています。

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マンションブロガー のらえもんさん

湾岸タワーマンション在住中のネット妖精、住宅ブロガー。震災後の湾岸タワーマンションへの風評被害をきっかけに、東京湾岸地区を中心とした不動産総合ブログ「マンション購入を真剣に考えるブログ」を2012年1月から運営中。ブログをはじめ、他サイトへの寄稿多数。無料で受け付けたマンション購入や売却相談は、延べ500を超える。2017年3月、消費者のための住宅購入応援活動「住まいスタジアム」をプロデュース。著書『本当に役立つマンション購入術』(廣済堂新書、2015年)、監修『住んでみなければ絶対にわからないタワーマンションほんとの話』(三交社、2017年)など。

⇒マンション購入を真剣に考えるブログ

⇒住まいスタジアム

記事監修:のらえもん

取材内容は2017年9月26日現在のもので変更になる可能性があります

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