第10回は「新築分譲マンション購入に際しての意識調査」2008年度についてのアンケートです。
MAJOR7を運営する参加8社の新築マンション情報のインターネット会員約36万人の方にアンケートにご協力いただきました。
主な調査結果は以下の通りです。
詳細なアンケートデータ（報道用資料）については、こちらのページからどなたでもご自由に無料でダウンロードしていただけます。（PDFファイル）
■1．現在マンション購入を検討している理由
マンション購入検討理由は、「もっと広い住まいに住みたいから」がトップ。「現在は金利が低く、買い時だと思うから」「土地・住宅価格が安くなり、買い時だと思ったから」といった“買い時感”が昨年より大幅上昇。
◆現在マンション購入を検討している理由（上位30位までを抜粋）
「現在マンション購入を検討している理由」は、昨年（2008年2月1日発表）のアンケートと同様、「広い住まいに住みたいから」が39％でトップ。次いで「賃貸より持ち家の方が、金銭的に得だと思うから」が22％の順となっています。
また、昨年アンケートと比べ、「現在は金利が低く、買い時だと思うから」（17位→6位）、「土地・住宅価格が安くなり、買い時だと思ったから」（29位→12位）の順位が大幅に上昇しており、昨年より、マンション購入検討者の間で“買い時感”が出てきている様子がうかがえます。
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■2．理想とするマンションのタイプと購入を検討しているマンションのタイプの相関関係
「理想とするマンションのタイプ」と「購入検討しているマンションのタイプ」の関係を見ると、「大手の信頼性（管理会社・建設会社・不動産会社）」「自然環境」「間取りの可変性」などが右上象限に位置しており、これらが、よりニーズの高いマンションのタイプであるといえます。とりわけ、「管理会社が信頼できるマンション」は、購入判断をする上で最も重要な要素となっているようです。
※右図は、今回アンケートで聴取した「購入検討しているマンションのタイプ」（縦軸）と「理想とするマンションのタイプ」（横軸）で得た数値を散布図にプロットしたものです。この散布図の右上象限（赤点線で囲ったゾーン）に位置する「管理会社が信頼できるマンション」「周辺環境が自然に恵まれたマンション」などは、「購入検討しているマンションのタイプ」と「理想とするマンションのタイプ」の2つの指標において、平均以上のスコアを獲得した項目であり、これらはマンション購入者にとって、理想と現実がマッチしたマンションのタイプであると考えられます。
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「理想とするマンションのタイプ」と「購入を検討しているマンションのタイプ」の2つの指標において、相関性の高かった項目は、「大手の信頼性（とりわけ、管理会社の信頼性）」「自然環境」「間取りの可変性」などがあがる。
■3．マンションを購入する際、お金をかけてもこだわりたいポイント
新築マンション購入時に「完成後の物件を実際に見て購入したい」と回答した人（竣工済みマンション購入検討者）は4割にのぼる。
その【竣工済みマンション購入検討者】がこだわりたいポイントは、「日照や採光の良さ」「耐震性の高さ」などが比較的高め。
◆新築分譲マンションを購入するに当たって、あなたの気持ちに最も近いものをお選びください。
回答1,897人
（%）
| 順位 | A.施工後購入 | B.全体（参考） | 差分（A - B） | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 日照や採光が良いこと | 62.1 | 57.9 | 4.2 |
| 2 | 駅から近いこと | 61.3 | 63.1 | - 1.8 |
| 3 | 住みやすい間取りであること | 58.7 | 57.7 | 1.0 |
| 4 | 日常の買い物が便利なこと | 57.9 | 57.5 | 0.4 |
| 5 | 免震構造など、耐震性が高いこと | 55.6 | 51.3 | 4.3 |
| 6 | セキュリティが充実していること | 50.0 | 50.1 | - 0.1 |
| 7 | 信頼できる管理会社であること | 47.0 | 44.8 | 2.2 |
| 8 | 収納スペースが充実していること | 46.4 | 43.6 | 2.8 |
| 9 | 住居の専有面積が十分であること | 44.3 | 44.5 | - 0.2 |
| 10 | 災害（台風、水害など）に強いこと | 40.0 | 36.8 | 3.2 |
| 11 | 通勤時間が短いこと | 38.7 | 40.5 | - 1.8 |
| 12 | 大手の建設会社が施工していること | 38.5 | 37.4 | 1.1 |
| 13 | 周囲が静かなこと | 37.4 | 35.1 | 2.3 |
| 14 | 大手の不動産会社が分譲していること | 35.7 | 35.5 | 0.2 |
| 15 | 資産価値の高いエリアであること | 35.6 | 34.8 | 0.8 |
| 16 | 防犯カメラがついていること | 34.6 | 34.1 | 0.5 |
| 17 | インターネットのブロードバンド接続環境が整備されていること | 34.4 | 34.1 | 0.3 |
| 18 | マンションの敷地内に駐車場が確保できること | 34.1 | 34.4 | - 0.3 |
| 19 | シックハウス対策がされていること | 32.8 | 30.2 | 2.6 |
| 20 | 眺望が良いこと | 29.4 | 28.2 | 1.2 |
新築マンションを購入するタイミングで、「完成後の物件を実際に見て購入したい」と回答した人（竣工済みマンション購入検討者）は、マンション購入検討者全体の4割にのぼる結果となりました。
その【竣工済みマンション購入検討者】がこだわりたいポイントは、「日照や採光が良いこと」がトップにあがり、次点で「駅から近いこと」が続き、マンション購入検討者全体と比べて1位と2位が入れ替わっています。 「日照や採光が良いこと」「免震構造など、耐震性が高いこと」など、実際に目で見て確認ができる項目や安心・安全に対するポイントがやや高い傾向がみられます。
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- [調査対象]
- MAJOR7を運営する参加8社の新築マンション情報のインターネット会員約36万人および、MAJOR7サイト上でのアンケート回答者。
- [調査方法]
- MAJOR7各社のインターネット会員に対してアンケートの告知をし、WEBサイトに用意したアンケートフォームに誘導。アンケート回答者の自由記入を分類して集計・分析。
- [集計数]
- 4,610件（男性 2,867件、女性 1,743件）
回答者のうち、重複回答を排除
20歳以上の回答のみ集計
[調査時期]
2008年11月14日（金）～2008年12月12日（金） - ＊前回のアンケートは2007年11月16日（金）～12月14日（金）に実施。
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