和の趣味が充実!独身女性がマンション購入で得たものとは?

MAJOR'S Column

2016年4月26日

独身の女性がマンションを購入するきっかけはどんなところにあるのでしょうか? 今回は品川区のタワーマンションを購入した方に、購入のきっかけやその後の住み心地をお伺いしました。

この街に住みたい!私が3日で購入を決めた訳


着物が大好きなSさん。マンションの寝室に和箪笥を置いて、着物を収納しているそうです。

港区に勤めるオフィスワーカーのSさん(40代半ば)は、2011年に品川区大井町駅からほど近いタワーマンションを購入。2LDK(約70㎡)のゆったりとした部屋での一人暮らしです。ホテルライクな内廊下のマンション、ダブルセキュリティーのオートロックは、一人暮らしの女性にはぴったりの仕様です。

Sさんがマンション購入に至ったきっかけは何だったのでしょうか?

Sさんマンション購入を考え始める前に、3年ほど大井町の賃貸マンションに住んでいました。3路線が乗り入れるターミナル駅でアクセスもよく、沿線にある勤務先にも30分弱くらい。買い物も、駅前に大きなスーパーがいくつもあってとても便利。そんな機能的な町でありながら、一方では、昭和の面影を残す飲み屋さんや商店街もあり、訪れる人を懐かしい気持ちにさせる大井町。住めば住むほどこの街が気に入り、「もう大井町以外には住みたくない!」と思うようになっていました。

そんな折、知人や親から「賃貸マンションの家賃を支払っていても、自分のものになる訳ではないしもったいないんじゃない?」と言われ、自分でも「40歳を過ぎたことだし、ローンを組むならそろそろ潮時かな?」と思い、2011年6月にようやく重い腰を上げて(笑)、分譲マンション探しを始めました。

実は、元々マイホームへの憧れがきわめて少なく、気軽に引っ越せる賃貸の方が自分には合っているように思っていたので、マンション探しには積極的ではなかったのです。ところが、このマンションと出会い、なんと3日で即決しちゃったんです(笑)。

分譲マンションは、家賃並みのローンを組めば、最後には自分のものになる、その点が魅力だったとSさんは言います。2011年3月には東日本大震災もあったばかりなので、大井町の中でも地盤がいい場所で、免震または制震の新築マンションの低層階という条件は、自身の中でかたまっていました。

それにしても、3日で即決とは凄いです。それほどこのマンションが魅力的だったのでしょうか?

Sさん当時、大井町エリアは新築マンションの建設ラッシュで、このマンションを含め、駅から徒歩10分圏内に大手デベロッパーの手がけるマンションが5棟も建設中でした。新築のマンションなど私にはとても手が出ないだろうと思っていましたが、休日だし市場調査のつもりでちょっとモデルルームでも見てみようか、とひやかし半分で行った1軒目がこのマンションのモデルルームでした。

金額は気に入らなかったけれど(笑)、大井町・駅近・地盤のよさ・免震、それに大手ブランドの信頼感、というすべての条件が揃っていて、モデルルームを見て、恋に落ちたようにぽわーん♡となっちゃいました(笑)。

販売担当者が、シミュレーションしてくれたローンの試算表を見て、「とても買えないだろうな」から「ひょっとしたら買えるかも!?」という気持ちに変わったことと、すでに販売が始まっていていい部屋がどんどん売れていく焦りも、Sさんの購入決定の後押しになったようでした。


大好きな落語の本がずらりと。ご贔屓は、古今亭志ん朝。

Sさん6月4日に人生初のモデルルーム訪問。そして、6月7日には購入の意思を固め、6月下旬には手付金を支払いました(笑)。でも、いままでで一番大きな買い物に、本当にこれでよかったんだろうか?と迷いだして、マンション購入者の先輩でもある同年代の女友達に相談しました。

彼女は、金融関係の会社勤務で経済面に強く、年収や退職金を含めた資金面のこと、ローンを組む際に固定金利と変動金利のどちらがよいのかといったこと、将来の資産価値のことなどから、都会の女性の一人暮らしで注意する点や、家具は後から揃えていけばいいというアドバイスまで、もうありとあらゆる相談にのってくれて、すごく頼りになりました。

同じ年代の独身女性ということもあり、ざっくばらんな話ができたこともよかったのでしょう。また、独身の女性の場合、いまは一人暮らしでも将来はどう変わるかわかりません。
お付き合いしているパートナーといずれ結婚するかもしれないし、親御さんと同居することになるかもしれない。将来のことはわからなくても、ある程度の広さのマンションであれば、フレキシブルに対応できるだろうと考えたそうです。

女性の嫌いな「黒くてイヤな例のヤツ」がでない! ディスポーザーも快適!


リビングに飾られた浮世絵。浮世絵には江戸時代の生活や風俗がリアルに描かれているものが多く、Sさんが修行中の落語のイメージ作りにも役立っているそうです。

では、マンションに入居してからの満足度はいかがでしょうか?

Sさん実は私、道で変質者に出会うよりもなによりも、虫を目にすることが最も恐怖なんです。だから、このマンションの1〜2階にテナントが入ると聞いたとき、飲食店は入らないかどうか、ものすごくしつこく担当者に確認しました(笑)。

飲食店が入ると害虫問題が心配だったというSさん。居住階とテナントとは排水管が別系統になっていることなどの丁寧な説明を受けて、ようやく納得しました。テナントには、飲食店も入っていましたが、ドラッグストアやコンビニ、内科・皮膚科・歯医者のクリニックが揃っていたおかげで、のちにノロウイルスやひどい手足口病にかかったときにすぐ医者にかかることができて大助かりだったそうです。

Sさん入居後は「黒くてイヤな例のヤツ」の姿を見かけることはありません。それにディスポーザーが標準装備だったので、ゴミ出しの手間や夏場の生ゴミの臭いにも一切悩まされることもなくなって、とても快適な毎日を過ごしています。

他にも、やけに広いと感じていたバルコニーの奥行きも、住んでみるとそのおかげで、東向きのリビングに直射日光が差し込むこともなく、すぐ近くの大通りの車の音もほとんど聞こえず、分譲マンションの気密性や防音性の高さに驚いたそうです。

現在のマンションライフに大いに満足しているSさんですが、将来買い替えなどは検討されているのでしょうか?

Sさん住み替え願望はまったくありません。ずっとここに死ぬまで住もうと思っています。
私の場合は親からの資金援助は一切ありませんでしたので、マンション購入を決めたときは、本当に自分一人でローンが返せるんだろうか?将来、親もパートナーもいなくなって一人っきりになったら、このマンションは私には広すぎるんじゃないだろうか?とか、いろいろなことを思い悩みました。

ほんとに悩みは尽きなかったけれども、大井町に住み続けたい!という一点だけでも確かなものがあってよかったと思います。実は入居してから、勤務先の人事異動があって3年半ほど埼玉方面へ配属となり、一気に通勤時間が長くなったこともありました。

それでも、やはり“自分の家”と呼べる、帰るべき気に入った場所があるというのはいいですね。転勤の間も、その気持ちが揺るがなかったから、遠距離通勤も我慢できました。

和の趣味に邁進するための、落語のお稽古部屋


フローリングに琉球畳を敷いて、落語の稽古部屋として使っている洋間。いずれここには寝室にある和箪笥を移動して、和のお部屋として統一する計画だとか。

Sさんは、プライベートでは、歌舞伎、文楽、落語、日本酒を愛する和の趣味人。好きが高じて、とうとう社会人落語家としてデビュー。週末になると、関東圏はもちろん全国で開催されるアマチュア落語会の高座にあがり、日々落語の修行中です。

Sさん引っ越してからは、趣味の世界に邁進している感じです。ここなら歌舞伎座へ行くのも近いし、駅から近いので友人も招きやすいです。大好きな中村勘三郎丈が亡くなったときは、歌舞伎仲間を招いて追悼のビデオ鑑賞会をしたし、寄席の打ち上げの二次会に、落語仲間にうちへ来て飲んでもらうこともあります。

私のまわりには、気軽に自宅へ招いて手料理をごちそうしてくれる年上の女友達が大勢いて、マンションを買う前は、そんな生活に憧れていたんですが、私もそれが実現できた感じで嬉しいです。

都内に住んでいれば、趣味が同じ落語仲間も歌舞伎仲間も大勢いるし、一人っ子であまり親戚付き合いもない私だけど、老後もここに住んでいれば気の置けない友達に囲まれて、賑やかに暮らせるかなって気がしています(笑)。


話題になった美術展『春画展』で購入した手拭いを額に入れて一幅のつなぎ絵のように飾ったリビングルーム。自分の好きなものばかりで部屋を設え、毎日好きなものを目にする暮らしの、なんと贅沢なことでしょうか。

仕事に趣味に充実しながら、Sさんがマンションライフを楽しんでいる様子がありありと伝わるお話でした。マンションを購入することは、自分の帰るべき家=まさしくマイホームを持つことになり、それが、精神面でもいい作用を及ぼしてくれるのではないでしょうか。

【大井町周辺の新築マンションが気になる方は】
→MAJOR7「品川区」のマンション一覧 を見る

取材内容は2016年4月26日現在のもので変更になる可能性があります

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